狃(じゅう)

  • 意味:なれる・なれなれしくする・ならう
  • 豆知識:「狃習」という熟語の意味は「よくなれる」です。

3つ目の意味の「ならう」は「倣う」なのか「習う」なのか?
ひらがなのみでの説明しか見つけられず、わかりませんでした。

家に来るお客さん

数日前、「家に来てほしくない人」という内容の記事をアップしました。
(その記事はこちらです。→家に来てほしくない人ぶっち切りナンバー1
 まだいた!「招かれざる客」

そこで、夫の親族が家に来るのが迷惑だということを書きましたが
誰であろうと、他人が家に来るのって、私は苦手です。
お殿様(夫)も同じで、誰も招く様子がありませんので、
ふたり暮らしは、とても平穏に過ぎていっています。

しかし、家にお客を呼ぶのが好きな人っていますよね。
私の知っているところでは、まず今は亡き父です。

父の思い出

不規則な勤務で、たいてい帰宅は深夜、
そして、常に酔っぱらっていたという父でしたが
帰ってきたと思ったら、後ろにたくさん職場の人がいた!
というのが、日常茶飯事でしたから
いきなりもてなす母は、さぞかし大変だったことでしょう。

深夜、いきなり宴会が始まるのですから
寝ていた子ども(私と姉)だって、大迷惑です。
しかし、住んでいた家が社宅で、そういう宴会が始まると
社宅内の夫婦もやって来て、みんなで騒いでいましたので
それが「大人のする普通のこと」なんだと思っていました。

普通じゃない

自分が結婚してみてすぐ、「そんなの普通じゃない!」
と、思うようになりましたが
最初の結婚相手は、友達を家に招くのが大好きでした。

結婚準備として家電を選んでいたときに
お客を呼びたいからと、10合炊きの炊飯器が必要だと言われ
そんな基準で選ぶのおかしいでしょっ!💢と、なり
家電量販店で大ゲンカしたことを、今も覚えています。

どうせ後に別れることになるんだから、
あのとき、婚約破棄しておけばよかったんですね。(笑)

しかし、そのまま結婚しましたので
その後、何度もお客さんが家にやって来ました。

その時点で、猛烈にいやがってもよさそうなものでしたが
昼間だし、あらかじめ予定もわかっているし
たいしたことじゃないと、思っちゃったのは
破天荒な父がいたせいです。

そういうわけで、淡々とお客をもてなしていましたが
あるとき、「あの人、もう二度と呼ばないで!」
と、元夫の友人を出禁にしたことがありました。

出禁の理由

その友人は、男性でタバコを吸う人でした。
まだ昭和時代ですから、タバコはみんなが吸っていましたので
タバコそのものがいやだったわけではありません。

問題は、その人がくわえタバコで家の中を歩くことでした。

信じられます?
人の家で、タバコの灰を落としながらうろうろするって!!
ありえないでしょう!!

さらに、黙って見ていたわけではなく
「灰が落ちるので、タバコを置いてください」
と、ちゃんとお願いしたにもかかわらず
「大丈夫、大丈夫」と言ってやめてくれませんでした。

何が大丈夫なんだよっ!

殴りたい気持ちをぐっとこらえましたが
やっと帰ってくれ、ドアが閉まったその瞬間、鬼の形相で、
元夫にその友人の出禁を言い渡したのは、言うまでもありません。

子連れ

まだ自分に子どもがいなかったころ
子どもを連れて遊びにきた元夫の友人夫婦もいました。
赤ちゃんと3歳ぐらいのお姉ちゃんでした。

子どもが嫌いというわけではありませんし
子連れで来るのが非常識だとも思いません。

しかし!チョコレート菓子を手に持たせたまま
家の中を歩く女の子を放置されたときは
ぎょっとしましたし
案の定、汚れた手で壁に手をつかれてしまい
壁にべったりチョコ手形がついてしまったにもかかわらず
特に気にする様子もなかったのを見て、あきれました。
もちろん、帰ってくれたあと、出禁を言い渡しました。

人の家にも行きたくない

私は、特にきれい好きというわけでもありませんし
神経質というわけでもありません。
それでも、他人に家を汚されるって、不愉快です。

汚されることそのものよりも
他人の家を汚すようなことを平気でしでかす
デリカシーの欠如が腹立たしいわけです。
逆から見れば、そういうことが気にならない人だからこそ
他人の家にホイホイ遊びに行けるのでしょう。

私は、親しいあいだがらの友人の家であっても
招かれると、なんとか断れないかと画策してしまいます。
なんだか、とても気が重いんですよね。

外出そのものが、面倒で嫌いなんですけど
他人の家というのは、まさに挨拶どおり
「お邪魔する」場所であるからこそ
気を遣う場面が多く、めんどくさく感じます。

お殿様のお母さん(つまり姑)も幸運なことに同じタイプで
息子といえども人の家に行くのはめんどくさいし、
ましてや泊まるのなんて言語道断という人で、助かっています。

前姑

前の姑は、飛行機の距離に住んでいるにもかかわらず
「明日行くから!」と、突然気軽にやってきて
長く滞在するのが当たり前の人だったので、苦しめられました。

前姑は、飛行機の距離には移住していった人であり
こちらに、たくさんのお友達がいる人でありました。

だからって、嫁が仕事で不在中に
息子と嫁の家に、勝手に自分の友だちを呼びますか!?
呼ばれたほうも、息子と嫁不在の家にあがりこみますか!?

しかし、そういうことが実際にありました。
前姑は、人柄が悪いなんてことは、まったくなく
やさしく、穏やかな人でしたから
悪気はなかったと、よくわかっています。

そういう人にデリカシーに欠ける行動をされたとき
「それはいやだ」と言った側が
なぜだか、とても意地悪な人間になってしまうという謎の構図。
これ、ほんっとに最悪でしたから
いっそのこと、意地悪で性格の悪い姑だったらよかったのに・・・
と、何度も思ったものでした。

私にとって、家に来てほしくなかった人ナンバー1は
どう考えても前姑でしたね。







忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。