煢(けい)

  • 意味:ひとり・ひとりもの・身寄りのない人・やもめ
  • 豆知識:「ひとりもの」という訓読みもあります。

熟語「煢煢」は「独りきりで頼るところのないさま・孤独なようす」
「煢然」は「孤独でたよりないさま・独りでさびしいさま」
「煢独」は「身寄りのない独り者・兄弟や子がなく孤独な者」です。

うら寂しい気持ちにさせられる漢字ですね。(笑)

ひとりものの老後

若い世代に結婚しない人が増えています。
ここまで増えると、何十年後かには
独居老人が困らない社会が作られているだろうと思いますが
我々昭和世代は、まだまだ独り身で老後を迎える人には不便が多いようです。

だからこそ「孤独死」というワードが一般的なものになるわけですし
「独居老人」というワードも同様です。

お殿様(夫)と私のあいだに子どもはいません。
ですが、私には前の夫とのあいだに息子がいます。
ですから、お殿様に何かあっても保証人だとかなんだかんだ
たぶん、困ることはないだろうなと思っています。

息子なんぞに頼る気は、さらさらありませんが
入院や引っ越し、高価なものをローンで買いたいとか
いろいろな場面で、老人には保証人が必要です。

我が実母は、生涯で貯金をしたことが、ただの一度もない
というツワモノですから、給湯器が壊れただの
なんだかんだ、ローンを組むとき、何度も私が保証人になりました。

そのたび、貯金のない老後の困難さを感じていました。
ローンを組まないと新規購入できないものは
保証人がいなければ、無理になります。

でも、買い替えないと生活できないものってありますよね。
そういうとき、貯金も身寄りもないご老人は、どうしているのでしょう?

お金だけじゃない

お金の問題は、お金を持っていれば解決します。

しかし、老後問題はお金だけではありません。
もしも、お殿様よりも私が先に逝った場合
お殿様の最期の始末は、どうなるのでしょう?

それまで住んでいた家の片付けとか
お葬式やら納骨やら含めた役所関連の手続き
実子がいないお殿様ですよ?
いったい、どうなるのでしょうか!?

疑問形で書きましたが、答えは明白
それは、甥御さんたちの役目になるでしょう。

お殿様には、甥がふたりいますので
ふたりに依頼するしか、ありませんよね。

せめて、甥御さんの負担が軽くなるように
始末にかかるお金を残しておくべきですね。
私がいなくなったあと、パチンコだなんだかんだで
すっからかんになるまで遊ぶようなことはない
と、思いたいところですが・・・

老人になってから、はっちゃけてしまうと
とんでもないことになるかもしれません。

ま、先に逝っていれば知る由もないことですので
私が生きているあいだ、生活費をきちんと渡してくれれば
それでOK、無問題です。←所詮ひとごと(笑)

予想

今現在でも、賃貸住宅を借りるときに保証人がいない人は
お金を払えば保証会社がその任を負ってくれます。

今後、結婚もしない、子どもも持たないまま老後を迎える人は
加速度的に増えていくでしょうから
あらゆる局面の代行業者が、成長産業になるかもしれませんね。

去年、引っ越しをしたときすでに
歳をとってからの、引っ越しのしんどさを痛感しました。

荷造りなどの作業はもちろんですが
電気ガス水道電話などの変更、
免許証やカードなどなどの住所変更などなど、たいへんでした!
フットワークが重くなっていくにつれ
自力でちゃっちゃとこなすのは、どんどん困難になるでしょうから
そういった変更手続きまるごと代行業者も出てきそうな気がします。

すでに、そういうサービスがあるかもしれませんし
そこまで特化していなくても、便利屋さんという人たちが
めんどくさいことは、代行してくれるでしょうね。

なんにせよ、超アナログ人間で、
生活面でのスキルがゼロに等しいお殿様が
もしもひとりで暮らすようになったとしたら
そのときには、代行サービスが充実しているといいなと思いますが
お殿様は情弱でもありますから
サービスがあっても気づかないかもしれません。

かわいそうですね。←いろいろ書いたけど、結局はひとごと。(笑)

結婚といえば

姪が結婚祝いへの内祝いにくれたカタログギフトから
絵画を選んで注文したものが届きました。
(その記事はこちらです。→カタログギフトをめくり続ける

モーリス・ドニの「楽園」という絵を選びました。

知らない画家ですが、色合いや構図、何もかもが気に入りました。

小さ目ですから、周りに天井からつるす植物や、ほかの絵画などを増やして
もう少しにぎやかな部屋にしようかなと、考えています。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。