爪紅(つまぐれ)

  • 意味:ホウセンカの別称
  • 豆知識:花で爪(つめ)を赤く染めたことが由来の言葉で「つまくれない・つまべに」とも読みます。 

ホウセンカの花をもんで爪にのせて、包帯などで巻いておくと
色素が爪に移り、しばらく色が落ちないそうです。
ほんのり染まる爪、今どきのネイルとは、ちがう趣がありそうです。

過去記事より

ちょうど1年前、「お殿様(夫)にレクチャーしたこと
という記事をアップしました。

お殿様は、コロナ禍以降ずっとテレワーク中ですが
仕事関係の書類をプリントアウトしなくてはいけなくなったものの
我が家には、プリンターはなく、印刷はコンビニですませています。

そのことは、さすがに知っていたお殿様に

パソコンをコンビニに持って行けば
プリントアウトできるの?

と、聞かれて驚愕した。

というのが、去年の記事の内容です。

レクチャーしたこと

そのときに、コンビニのコピー機での印刷方法や
そもそも、パソコンは接続できないことなどと
懇切丁寧に教えました。

絶対に、教えました。

教えましたとも!

教えたんですよ!

今年も、まったく同じことが起こりました!!!

去年と同じ文書の印刷が必要となったらしいお殿様から

コンビニにパソコン持って行けば、印刷できるの?

と、聞かれたたときは

と、言いそうになりました。
しかし、そこは思いとどまって
もういちど、最初から丁寧に説明しましたが・・・

きっと、来年も同じことをするのでしょう。

学ばない

まず、私の言うことをまじめに聞いていない
ということもありますし
デジタルアレルギーなのか、そっち方面のことは
最初から覚える気も理解する気もないようです。

でも、世の中の年寄りは、似たり寄ったりなのでしょう。
マイナポイントの申請をしていない人が
8月末の時点で、2000万人もいたそうです。

2千万人?

2千万人?

2千万人ですって!?

長野県の人口が、2千48万とんで11人です。
(出典=総務省統計局「統計でみる市区町村のすがた2023)
長野県民が、まるまる申請していないようなものじゃないですか!

同じく、総務省の2022年度の統計では
高齢者(65歳以上)の人口は、3千6百27万人です。

申請していない2千万人の中には、忘れていたり
面倒で後回しにしている若者もいるかもしれませんが
たぶん、多くが高齢者でしょう。

高齢者には難しい

高齢者にとってはマイナポイントの申請って
とーってもハードルが高い難業です。

デジタル方面に果敢にチャレンジしている実母でさえ
マイナポイントの申請は、何もかも姉に丸投げしていました。
パソコンでワードやエクセル文書を作ることはできても
スマホは、どうにもこうにも手ごわい相手のようです。

パソコンについても、使うことはできているのに
トリセツを読めば、ぜんぜん難しくないはずの
パソコンとプリンターの接続を、先日私が代行しました。

できるはずなんですけど、「難しそう」と思ってしまい
せっかく新しいプリンターを買ったのに、放置して
「接続しなくちゃと思うと憂鬱になる」と言ってました。

お殿様も、そういう観点からは、すっかり高齢者の仲間入りです。
そして、私だってスマホはまったく使いこなせていません。

デジタル社会が進むのは、結構なことですが
高齢者にもわかるように、誰かどうにかしてくれないと
取り残される人は、生きていくのが困難になりそうです。

お殿様に「だーかーらー」などと思っている私とて、知識やスキルは
もう、だいぶ前からまったくアップデートしていません。

お殿様にあきれる気持ちもありますが
十年先、私も似たような位置にいるかもな、と思うと
暗澹たる気持ちになってきます。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。