蘇芳香(すおうこう)

  • 意味:紅みのある褐色
  • 豆知識:蘇芳の赤に黄を加えた色です。

上が蘇芳で、下が蘇芳香です。

違いは、はっきりわかりますが
どっちが好き?と聞かれても、選べないかも。(笑)

読みたかった本

刊行時から、読みたいなーと思っていたものの
図書館に予約を入れず、それっきりになっていた小説が
ちょっと前に映画化されたと知り
また、読みたいなーと思っていたら
姉が購入してくれたので、借りて読めました!

こういうのをタナボタというのでしょう。

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アメリカの湿地を舞台にした1950年代から始まる小説で
家族が次々と家を去っていき
結果的に、孤独に生きることを余儀なくされた少女の物語です。

静かなトーンの筆致から、少女の孤独がしんしんと伝わってきます。
1960年代に、少女が大人の女性になり
湿地で男性の遺体が見つかるところが冒頭のシーンになります。

この男性と少女とのかかわりが、次第に明らかになり
そして・・・と、ネタバレになるのでこのへんでやめますが
湿地の風景がありありと浮かび、水や土の匂いまで感じる取れるような作品で
ミステリーとしても、最後まで一気に読んでしまうおもしろさがありました。

アメリカのお話

私は、人名が覚えにくいことと
地名がいろいろ出てきても地図が思い浮かばないことから
外国の小説は、かなり話題になった本だとか
Amazonなどのレビューで、★四つ半以上だとか
きっとおもしろいに違いないと、思えるものを選んで読んでいます。

そんな読み方であっても、好きな外国小説はたくさんありますが
きのうの記事で、姉との思い出を書いたことと
「ザリガニの鳴くところ」に自然の過酷さ、
その中でたくましく生き抜く主人公の姿が描かれていたことから
子どもの頃に読んだアメリカの物語を懐かしく思い出しました。

大草原の小さな家

「大草原の小さな家シリーズ」は、私と同世代の人なら
読んだことがある人も多いでしょうし
テレビドラマを見ていた人も、たくさんいるのではないでしょうか。

西部開拓期のアメリカで、幌馬車でたどり着いた未開の地に丸太小屋を建て、
土地を耕し、狩をして生きていく家族の物語です。
両親と四人の姉妹が登場しますが
長女のメアリーは、しっかりとしたおりこうさんで
次女である、作者のローラ・インガルス・ワイルダーは、
おてんばで、お裁縫より農場で父ちゃんの手伝いをするのが好きな、活発な女の子で
このローラが幼児のころから、母親になるまでの思い出が描かれている児童文学です。

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この「大きな森の小さな家」がシリーズ最初の巻です。

本を先に全巻読んで大好きになっていたので
テレビドラマが始まったとき、期待して見たものの
イメージがちがいすぎて、がっかりしたのを覚えています。

映像化

小学生だった私が読んでいた本は
シリーズ前半は福音館、後半は岩波書店から発売されていたため
前半と後半で訳者がちがいました。

敬体と常体という、文体の違いによるところが大きかったのでしょうけれど、
前半は家族の暮らしが、わりと上品に描かれていて、
後半のほうが、自然との共存の苛酷さが強調されていたように感じていました。

ドラマは、前半(福音館版)の印象を、もっときれいにまとめたように思えて
子ども心に「こんなもんじゃない!」と、嘘くささを感じました。

ローラ役の女の子、メアリー役の女の子は、イメージどおりでしたが
このころから、原作が好きな物語は
映像を見ないほうが良いこともある、と学習したように思います。

「ザリガニの鳴くところ」も、映画化されていますので
加入しているAmazonPrimeで配信が始まったら、
観ようかなと、思ってはいますが
風景や、話の進み方など、原作のイメージとかけ離れていたら
途中で消してしまうだろうと、思います。

大成功

大好きな作品が映像化されて
これは、大成功!素晴らしい!と、思ったのは
映画「ヤッターマン」です。

配役の妙で、どのキャラもアニメの魅力を損なわず
ストーリー展開も、原作のバカバカしさをしっかり踏襲していて
映画館に観に行って正解だった!と、大満足しました。

ほかにも、原作が好きで、映画もこれは素晴らしい!
と、思った作品は、たくさんあるはずなんですけど
ぱっと浮かぶのが、これって・・・(笑)

映画も小説も、結局は娯楽だから
「おもしろかった!」が、いちばん心に残るのでしょうね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。