硴(かき)

  • 意味:貝類の「カキ(牡蠣)」を表す漢字・国字
  • 豆知識:苗字や地名などにも用いられています。

「牡蠣」よりも「硴」のほうが、ずっと簡単ですから
こちらがメジャーになってもよさそうなのに
今回、国字を調べる中で初めて見た漢字です。
といっても、「カキ」と表記することが、いちばん多いかもしれませんね。

訂正

図書館で借りた本を読んでいたら、以前に借りた人が
誤字を訂正している箇所を発見しました。
図書館本あるあるなので、珍しくはありませんが
「これは、まちがいとは言い切れないよね」というケースでした。

「口の端」=「口のは」ではなく「口のは」が正しい読み方ですが
それは、「端」の読み仮名に関してのことで
話し言葉では、「はじ」は「はし」のなまったものとして、認知されています。
訂正箇所は会話文でしたから、「口のはじ」は、誤字ではありません。

話し言葉であっても、そこまで直すのなら、
後に続く「くっついてるよ」も
「くっついてるよ」としないと、脱字になりますが?
と、訂正した人に言ったら、怒りそうですね。(笑)

人の間違いを訂正するのが好きな人は
自分の間違いを正されたとき、屁理屈を言って
間違っているわけではないと、反論してくることが多い印象です。

訂正好きな人

「多い印象です」と、書きましたが
その印象の多くは、実母に対するものです。

我が母は、会話の腰を折ることで有名な人です。(笑)
(その記事はこちらです。→実母と姑2人との共通点
その腰の折り方のひとつに、会話の流れに特に問題ない過ちも
厳しく訂正しまくってくる、というものがあります。

たとえば、「徳川幕府250年の歴史の中で・・・」
と、話したなら、絶対に
「260年」と、すかさず訂正をいれてきます。

概数で話してるんだよ!
と、いちいち反論するのも面倒なので
「ああ、そうね。260年ね」と、流しますけど
どうして、そこにこだわるのかなあと、イラっとします。

250年だろうが、260年だろうが、どうでもいいんですよ。
テーマは、徳川幕府が続いた年数ではなく
その長期間のあいだに、何があったかということなんですから。

兄弟がいなくてよかった

そういう人ですから、最近しみじみ思うのは
兄にしろ、弟にしろ、男兄弟がいなくて、よかったなと、いうことです。
あの人が姑になったら、とんでもない事件が起きそうで怖いw

私と姉のほかに、男の子を生まなかったのは
たいへんなグッジョブといえるでしょう。(笑)

ただ、時代的に、お嫁さんがまだおとなしかったわけですから
私や姉のように、ビシバシ冷たくあしらうことなく
やさしく相手をしてくれて、仲良くなった可能性もあります。
(お嫁さんにとっては、大迷惑だとしても)

私自身が、母よりも姑に対するときのほうが
ずっと忍耐強く、そして優しいことを実感してますので。

それでも、歳をとるとともに、だんだんめんどくさくなってきますので
今の姑には、去年引っ越してきた今の家の固定電話の番号を教えていません。

姑からの電話

姑って、携帯電話がなかったころは、いざ知らず
実の息子が携帯電話を持ってるってのに、
なぜ、どうして固定電話にかけてくるのでしょうね?

だいぶ前ですが、今の姑が固定電話にかけてきました。
コロナ禍前のまっぴるまですから、当たり前なんですが
「お殿様(夫)は、会社に行っていていません」と、言いました。
だからって、ガチャ切りするわけにもいかないので
「お変わりありませんか?」と、礼儀のつもりで聞いたら
「帯状疱疹が治ったところ!」
と、言われ「あー・・・そういうことか」と、うんざりしました。

いかにたいへんだったかを語るために
あえて、嫁しかいない時間に電話をかけてきたんですよね。

帯状疱疹、そりゃー、たいへんだったでしょう。
痛かったでしょうし、苦しかったでしょう。
でも、その話、私ぜんっぜん聞きたくありませんから!

とは、言えませんよねえ。
仕方ないので、しばらく相手をしましたが
適当なところで「夜、お殿様に電話させますね」と、
言って、切りたいことを婉曲に伝えてみるものの、
1度では効果がないので、何度も繰り返し同じことを言って
なんとか、通話を終了させました。

え?帰宅後のお殿様ですか?
かけるはずないじゃありませんか。(笑)
「もう治ったんだろ?」で、終わりです。
かわいそうに、姑は放置プレーされちゃいましたよ。

でも、息子に聞いてもらいたければ
最初から、携帯電話にかければいいんですよ。
聞いてくれっこないって、わかってるから
嫁へのホットライン=固定電話にかけてきたんですよね。

前姑の長電話

前姑の長電話も強烈な記憶として、残っています。
前姑は、舅(故人)を介護していた時期があり
その期間、元夫がいないときに電話をかけてきて
毎回必ず延々と、舅の排泄物の話を聞かされました。

「とってもいいウン〇が出てね」とか言われても
赤ちゃんのなら、かわいい話なんですけどね
舅の話だと、かわいくは思えませんよねえ。

わかりやすい生体反応が排泄だったせいで
その話ばかりになるのは、わかるんですが
聞かされるこっちは、えらい迷惑でしたよ。

そのとき、別件でさんざん聞かされたのが
「娘が冷たい」という愚痴でした。

前の夫には、お姉さんがいたんですが
このお義姉さんが、自宅介護には反対していて
施設のお世話になることを、勧めていました。

舅の容体はかなり悪かったので、
いつでも施設に入れたはずなんですけど
姑が、自宅介護にこだわったんですよね。

ですから、介護がたいへんでとか
介護の相談だとかを実の娘に話すと
「だーかーら!施設に入れればいいでしょ!」
と叱られるばかりだったそうです。

いや、それ正論だから。
私が実の娘なら、まちがいなく、お義姉さんと同じことを言って
電話をガチャ切りしたはずです。
とは思いますが、そのまんまは言えませんし
まさか、「おねえさん、冷たいですね!」などと
テキトーな共感を示すわけにもいかないので
「そうですかー。そうなんですねー。そうですかー・・・」を
エンドレスで返してました。

嫁という名のゴミ箱」という記事を、以前アップしています。
このときは、不用品をおしつけられること
=物の始末係として、嫁が便利に使われることを書きましたが
嫁って、感情のゴミ箱にもされているような気がしますね。

娘だろうが息子だろうが、実子は叱ったり相手にしなかったりすることを
嫁が耐えて聞くのは、他人だから仕方なく、なんですが
姑からしても、他人相手だからこそ
好き勝手にしゃべり散らかすのかもしれませんね。

とにかく、我が実家の場合、男兄弟がいなかったことで
争いごとが減ったことは、確実ですから
いまさらながら、胸をなでおろしています。

最後に本の話

「はじ」を「はし」に訂正されていたかわいそうな本は、こちらです。
宇佐美まことさんの「子供は怖い夢を見る」です。

https://amzn.to/3YqG8sx

人間の心の奥底にひそむ闇を描く名手として
期待しまくっている作家さんですが
ここのところ、伝奇小説に傾いているようです。
超常現象とかファンタジー含め
伝奇小説、わりと苦手なジャンルなんですが
この小説は、とても面白く読みました。

妹を救ってくれた不思議な力を持つ一族、彼らは世界の敵なのか――。

虐待の末に殺された妹を、不思議な力を持つ一族に救われた航。蘇った妹は失踪し、20年以上会えないまま。しかしある日出会った「ガオ」という青年から、生き別れた妹が成長したと思われる女性を紹介され……。

Amazon商品紹介より

特殊な能力とか、超常現象を信じていませんが
それが物語の中にとけこんでいると
すんなり読めてしまいますので
どんな設定であろうと、ストーリー次第なんですよね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。