左伊多津万色(さいたづまいろ)

  • 意味:虎杖(いたどり)の葉のような黄みを含んだ濃い緑
  • 豆知識:「左伊多津万」は、「虎杖」の古名だそうです。

「虎杖」の古名といわれても、そもそも「虎杖」を知りません。
調べてみたところ、フリー画像がありました。

こういう色なんですね。
普通の葉っぱ色では?と思っちゃいましたが
実物を見れば、虎杖特有の色味があるのでしょう。

映画館

記事タイトルにした映画「レジェンド&バタフライ」を観てきました。
映画館に行ったのはきのうのことで、公開初日でした。
平日だったせいか、空席がありましたが、そこそこ人が入っていました。

今、コロナの影響で映画館の席がひとつ飛ばしになっていて
とっても快適ですね~。

去年、「キングダム2」を観に行ったときも、そうだったんですが
(その記事はこちらです。→映画「キングダム2遥かなる大地へ」を観てきました!
連れと並んで座れるエリアと、ひとつ飛ばしのエリアがありますが
私はひとりで行きましたので、ひとつ飛ばしの座席をチョイス。
横に荷物を置けるので、助かりました。

帰りにジムに寄るつもりで、大荷物を持って出かけました。
ひとつ飛ばしの座席だからこそできることなので
コロナ禍が落ち着いて、通常営業に戻ってしまったら残念です。
(不謹慎ですね、すみません)

映画

「レジェンドアンドバタフライ」は、
キムタク=織田信長と、綾瀬はるかさん=濃姫が歩んだ30年の物語です。

予告編です。

キングダムを観に行ったときに、予告編を見て
ぜひ、観たいものだと思ったのは、
信長の話だから、おもしろいだろうな、と思ったからでした。
あの人の人生、フィクションかと思うほど波瀾万丈すぎです。(笑)

その後、公開が近づくにつれ、情報が入ってきてみたら
脚本家が「どうする家康」を書いている古沢良太さんだと知りました。

古沢良太さんの作品は、テレビドラマでいくつか見ていました。
「デート~恋とはどんなものかしら」「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」
どれもとてもおもしろく、最終回まで楽しめました。

「どうする家康」が、古沢さんの作品だと知って、期待していたところ
ヘタレな家康がおもしろく、テンポよく話が進み、楽しめています。
となると、映画にも期待しちゃいますよね。

というわけで、鑑賞してきました。

感想

簡単でありきたりな感想になりますが、おもしろかった!
歴史ものは、史実をベースにしつつ、登場人物について
いかなる解釈をするかが、物語のおもしろさを左右します。
解釈は、人それぞれなので好みに左右されるものですが
私は、どうやら古沢良太さんの感性に共感できるようです。

「どうする家康」にも信長は登場しますが
岡田准一さん演じるドラマの信長と、キムタク演じる映画の信長に、
まったく違う人物像を創出しているように感じました。

綾瀬はるかさん演じる濃姫は
あやふやな記憶になりますが、
大河ドラマ「国盗り物語」の濃姫に近いように感じました。
司馬遼太郎さん原作の小説は、大人になって読みましたが
ドラマのほうは小学校1年生のときに見たので、ちがうかもしれません。

今回、信長の妻の役名は「濃姫」ですが
「帰蝶」と呼ばれることもある人物です。
映画のタイトル「バタフライ」も、そこから来ているのでしょうが
映画の中では、一度も「帰蝶」という名は出てきません。

しかし、「帰蝶」が物語の要になるキーワードだと感じましたので
あえて、「濃姫」を選択したのだろうなあと、勝手に感じ入りました。

CGで再現された安土城の壮大さが素晴らしく、
焼いてしまった人が憎くなりました。
犯人が誰なのかは、謎のままで諸説ありますから、
誰を恨めばいいのかわかりませんが
この目で実物を見てみたかったなあ。
とても残念です。

お勧めか?

私は、とても楽しめた映画でしたから、
お勧めです!と、言いたいところですが、
ある程度、信長の人生を把握していないと、わかりにくいかもしれません。
2時間半でまとめられるような人生じゃありませんものね。

私も、さほど詳しいわけではありませんが
歴史小説をあれこれ読んでいると、
信長はいっぱい登場します。(笑)
そこからの知識になりますが、
そうかー、信長ってお母さんとの縁が薄かったしなあ、とか
なるほど、その説をそういう形で出してきたか!とか
あれこれ、自分の解釈も交えてストーリーを追いました。

史実の解釈

歴史物語であることは確かなんですが
夫婦の話が前面に出ていますので
戦国時代の男女は、こんなじゃなかったはずだ!とか
この夫婦は、こうじゃなかったはずだ!とか
自分の中に確固たる解釈がある方には、不向きかもしれません。

史実をベースにした物語は
そんなはずない!と、思う幅が狭いほうが、楽しめそうです。

三谷幸喜さんは、歴史ドラマを書くとき
史実に「ない」ことは「あったかもしれない」ととらえるそうです。

なかったと、確定していないことは
想像の翼を自由に広げて、「こうだったかも」を
「こうじゃなかったとは、言いきれない」として書いちゃうそうです。

私は、そういう歴史ドラマのほうが好きですから
今回の映画も、楽しめました。

ポスター

映画館に、公開間近の映画のポスターが貼ってありました。

うおおおお!
これは、観たいかも。(笑)
アニメ「遊郭編」の最終回と、その前の回に加えて
「刀鍛冶の里編」の第一話が上映されるそうです。

大画面で宇随天元様の「音の呼吸」を拝みたいなあ。

でも、こっちのほうがいいかな?

2回連続邦画を鑑賞したので
次は満を持してハリウッド映画、というのもよさそうです。

その隣にちょっと写っているのは「仕掛け人・藤枝梅安」のポスターです。
むかーし、緒形拳さんと林与一さんが出演していた非常におもしろい話ですよね。
主演は大好きなトヨエツとラブりん(片岡愛之助さん)だし
天海祐希さんも出演するそうなので、(おそらく、過去作で岩下志麻さまが演じた役)
これもきっと、楽しめるだろうなあ・・・と
迷いながら帰ってきました。

たまーに映画を観ると、「映画っていいものだなあ」と思います。
シニア料金=1100円で観られるので、ときどき楽しみたいと思っています。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。