朮(おけら)

  • 意味:キク科の多年生植物
  • 豆知識:昆虫のオケラは「螻蛄」と書きます。

「オケラ」と聞くと、植物ではなく「ぼっくらはみんな~いきている~」
という歌の「ミミズだってオケラだってアメンボだって~」を連想します。

今どきの子どもたちは、この歌を知っているのでしょうか?
それはともかく、植物のオケラの画像です。

小学校といえば

きのうの記事「残酷な親ガチャ」で、
兼近大樹さんの成育歴を「親ガチャのハズレ」と書きましたが
彼の著書「むき出し」を読んでいると
親のしつけがなっていないと
授業中席に座っていられなかったり
退屈していたずらをしてしまったりしたとき
注意されても、言うことを聞かなかったり
屁理屈で反抗して、事態を悪化させてしまったり
ということの繰り返しにより、やがて教師からも見放され
放置され学力が低迷していくことが、わかります。

ときどき、芸能人で自分の低学力をネタにして
九九ができないことを笑って話している人を見かけます。

兼近さんの学力

兼近さんは、ネタにしているわけではありませんが
著書の中で、九九が言えないことを明かしていますし
だいぶ前ですが、彼ら(EXIT)のYouTubeチャンネルで
彼がひらがなを書くシーンがあり
相方のりんたろー。さんに「書き順めちゃくちゃ」と
笑って指摘されているのを見たこともあります。

九九は2年生で習いますが
ひらがなは、1年生で習います。
1年生の時点ですでに。習得すべきことを
習得できない状態だったんだと思うと
教師って、どういう存在だろう?と考えちゃいます。

教師

落ち着いて授業を受けられない子
大人しく座っていても、まったく話を聞いていない子
いろいろな生徒がいることでしょう。

その全員に一定の学力を定着させるのは
きっと、至難の業なのだろう、ということはわかります。

しかし、九九が言えない
ひらがなも満足に書けない。
そういう状態を放置したまま進級させ
卒業させてしまうって、あまりに無責任すぎます。

兼近さんは、給食が命綱だったそうで
学校には休まずに通っていたようです。

九九が言えなければ、割り算ができません。
割り算ができなければ、分数、少数が理解できません。

割り算、分数、少数は、3年生で習います。
これらを習得できずにいると
「〇割り引き」だの「歩合」だの
後に、生活の中で必要となる金勘定ができなくなります。

昔から、生きていくうえで必要な基礎学力を
「読み書きそろばん」と言ってきました。
現代だって、それは同様にだいじなことのはずですから
せめて、せめて、読み書きと割り算までの学力は
小学校で習得させてほしいものです。

教師も重労働

もちろん、教師の過剰労働が問題になっていることは知っています。
それでもあえて、やはり、どうしても
学校に通っている生徒で
疾病などにより不可能でない生徒には、
何年かかってもいいから、3年生ぐらいまでの漢字
そして、割り算までができる学力を
定着させる仕組みを整えてほしいなと、思います。

学力別のクラス編成を「差別だ!」とする人もいますが
学力がある生徒たちは、たとえば100人のクラスでも
授業を聞いて理解し、習熟していけるはずですし
そうしたい、あるいは、すべきである、しなくてはいけないと
その子たち自身、考えるはずです。

そうではない子たちを集めて
ゆっくり、何度でも反復させて
学力の定着に努めてほしいなあと、思います。

そんなこと、無理でしょうけどね。

異次元の少子化政策が模索されていますが
子どもの数が増えたとて、
低学力の子どもが放置され続けていては
未来が拓けるとは、思えません。

なんとかならないものでしょうかねえ。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。