簒奪（さんだつ）
- 意味：帝王の位、政治の実権などを奪い取ること
- 豆知識：「簒」＝「うばう・横取りする」という意味の漢字です。
広く「奪う」という意味だと思っていました。
使う場面が、かなり限定される言葉なのですね。
学校
きのうの記事で、小学校に電話をかけて
息子を早退させたいと言ったら、
引き取りに来ないとダメと言われたことを書きました。
息子が何組なのかがわからず焦りましたが
もうひとつ、「やばいな」
と、思っていたことがありました。
それは、実は、なんと、その年度は、まだ
担任の先生に
会ったことがなかった！
のです。
理由はある
担任に会ったことがなかった理由は、複数あります。
その年、仕事がやたらに忙しかったこと。
おおげさではなく、１６時間働く日もザラで
休み？それなに？おいしいの？状態でした。
また、この年度から、家庭訪問の際、
担任に家の中にあがってもらって、面談までするか
外から家の位置を確認してもらうだけで帰ってもらうか
いずれかを選べるようになり
忙しかったこともあり、後者を選んだこと。
そして、年度初めの懇談会を欠席したこと。
５年生までに、PTA役員を３回押し付けられました。
（その記事はこちらです。→PTAで言いたかった過激な一言）
うかうか懇談会に出席したら、また押し付けられかねませんし
最終学年、６年生には「卒業対策委員」もあります。
そんなものになってしまったら、冗談じゃなく過労死しそうだ！
と、思ったので、懇談会を欠席しました。
その後、あまりに忙しくて授業参観にも行けませんでした。
運動会など、行事は出席していましたが
息子が通っていた学校は、いわゆるマンモス校だったため
どれが我が子かもわからない状態です。
担任の先生の顔なんて、ぜんぜん見えませんでした。
というわけで
お名前と、女性であることは知っていましたが
顔がわからない！
これって、実に悩ましいなー
と、思いつつ我が息子がいる教室に向かいました。
校内に入ってから、さて、いかに挨拶すべきか
いやいや、息子にとっての祖父
私にとっての実の父が危篤なんだから
挨拶なんか、してる場合じゃないのか？
などと、考えつつ教室の手前まできたとき
先生、〇〇（息子の名）の
母ちゃん来たよ！！
と、息子の友だちが私を見つけて
中にいた先生に声をかけてくれました。
電話で事情を説明していたため
息子は帰り支度をすませていて
先生に挨拶をして、教室後ろの扉から出てきました。
担任の先生は、教室の前のほうにいて
お辞儀で挨拶してくれていましたので
私も、頭を下げるのみで、息子を連れて戻りました。
考えていたとおり、挨拶なぞしてる場合じゃありませんから
いちばんありがたい展開でした。
しかし、問題が！
私の視力は０．１です。
学校にはクルマで向かいましたから
当然、メガネをかけて運転しましたが
校門近くに停車したとき、このあと走るぞ、と思い
メガネをクルマの中に置いてきてしまったので
またもや
先生の顔が見えなかった！
というわけで、次に先生の顔を見たのは
卒業式のときでした。
しかし、このときも、檀上は遥か遠く
どんな顔だったのか、わかりませんでした。
結局、式典終了後、校門で生徒を見送る先生に
やっと、「〇〇の母でございます」
と、挨拶ができたのでした。
なんとも、お粗末な小学校最終学年になりました。
何もかも、仕事が忙しすぎたせいです。
あんな生活、もう二度とできません。
４０代前半でしたから、できたのでしょう。
まだまだ若かったんだなあ。