前回までの記事の続きです、
そうだ、買おう、マンション。その1
そうだ、買おう、マンション。その2~マンションを探した理由
そうだ、買おう、マンション。その3~物件探しをした街
そうだ、買おう、マンション。その4~最近の住宅設備

囲繞地(いにょうち)

  • 意味:公道に通じていない土地(袋地)を取り囲んでいる土地のこと。
  • 豆知識:袋地の所有者は囲繞地を通行する権利を所有します。

             <参考図>

袋地を売るときは、囲繞地を買ってからセットで売るのがお勧めだそうですが
そのお金があれば、の話ですよねえw

前回までのまとめとリノベーション

  • 目的:住宅購入
  • 手段:とっかかりとしてのマンション内見
  • 業者:内見を申し込んだA社と、頼んでいないのに割り込んできたB社

午前の内見を終え、昼休憩が終わったところで前回は終わりました。
午後の内見の話に移る前に、「リノベーション」の話をします。

これまでの記事では「リフォーム」という言葉を使ってきたのですが
最近は、「リノベーション」という用語がよく使われています。
両者の違いをざっくりまとめました。

  • リフォーム
    傷んだところを補修し原状復帰する修繕工事
  • リノベーション
    新しい機能や付加価値をつける改装工事(間取りの変更など)
    柱や梁、鉄骨など以外の設備や内装を除去して行うもの=フルリノベーション

10年前、今のアパートを探していたとき
購入もありか?と、中古マンションを見て回りました。
そのときに、「リノベーション」という新しい言葉に出会い
お世話になった不動産屋さんに、意味を教えてもらいました。

団地という選択

今回の物件探しでは
「リフォーム」「リノベーション」どちらでもよかったので
記事内では「リフォーム」を使っていましたが
案内してもらった「リフォーム物件」はゼロでした。

それぐらい、今の中古物件は大直しをしないと売れないようです。
たしかに、リノベマンションを見ると、新築にしか見えません。

事前準備として、検索したとき
写真だけでしたが、「リフォーム済み」の物件を見ると
キッチンやお風呂などの設備が古くさく見えました。

なぜ、その物件を見ていたかというと
物件探しをした街には、古い団地があるからです。

竣工が昭和ですから、いかに古い団地かわかろうというものですし
団地とは、そもそも昭和の住宅なんですよね。

でも、多くの団地が、建物を全部取り壊しての
大規模な建て替えをしていますので
調べた団地(以下C団地)は、昭和の遺産ともいえます。

ところが、このC団地、とても人気があるんですよ。
分譲団地として産声をあげましたので、物件の多くが分譲で
条件の良いところだと、すぐに売れてしまいますし
そういう物件を所有者が賃貸に出すと、すぐに埋まるようです。

C団地の人気の秘密

かつては、子育て団地だったはずなんですが
今、住んでいる人の多くが、シニア世帯だそうです。
それこそ、リノベ済み物件も多いのですが
リフォーム物件だと、団地サイズの3DKが標準的な間取りですから
夫婦2人には、ほどよいんですよね。

そして、敷地がゆったりとしているせいか
全戸に1つずつ、駐車場が確保されています。
似たような団地が、隣の市にもあるんですが
そこは、駐車場が抽選方式で不人気です。

物件探しをしている街も隣の市も
自動車がないと生活が成り立たないぐらい
坂が多く、さらに急坂も多いのです。

C団地全体の敷地は線路に対し垂直に縦長です。
駅から徒歩圏のエリアと、バスを使うエリアがあります。
徒歩圏エリアは便利で、バスエリアは高台です。
便利さ、環境どちらを優先するかが分かれますが
人気に大した差はないようです。

また、縦に見た敷地中央部あたりの向かいに、
超人気の安売りスーパーがあり
その周辺は、大人気エリアになっています。

C団地で買えない部屋

C団地の何よりの魅力は、価格の安さです。
外観は、こまめに修繕しているので、きれいですが
建物そのものが、見るからに古くさい昭和の団地です。

それが気にならなければ、敷地内は緑が多く
大きな公園もあり、問題ないはずですが
最大のネックは、エレベーターがないことです。

日常の出入りに階段がついて回るのなら
シニア世代の私たち夫婦は
絶対1階の物件!!となりますし
防犯のことを考慮して譲歩しても2階が限度です。

皆、同じことを考えるようで
3階以上の物件は動きがにぶいようです。

このC団地も、念頭にありましたので
朝、希望物件の条件を書いて送ったメールに
C団地の徒歩圏エリアの1階か2階も加えておきました。

そういうわけで、午後は最初に
C団地を見に行くことにしました。

今回はここまでとして、次回に続きます。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。