前回の続きです。

そうだ、買おう、マンション。その1
そうだ、買おう、マンション。その2~ンションを探した理由
そうだ、買おう、マンション。その3~物件探しをした街
そうだ、買おう、マンション。その4~最近の住宅設備
そうだ、買おう、マンション。その5~リノベーションと団地

三和土(たたき)

  • 意味:土やコンクリートで固めた土間のこと。
  • 豆知識:粘土、石灰、にがりの三種類の材料をまぜて作ったことからついた呼び名です。

書けない、というより読めない言葉でした。
見て回った物件の三和土は、総じて狭小でしたが
出入りする人間が2人ですから、問題ナシです!

前回までのまとめとステップワゴン

  • 目的:住宅購入
  • 手段:とっかかりとしてのマンション内見
  • 業者:内見を申し込んだA社と、頼んでいないのに割り込んできたB社

前回は、午後イチで団地を見学しようとしていたところまででした。
C団地全体でいえば、売り物件が出ていましたが
条件に合わないところばかりだったので、内見はせず
お殿様(夫)に団地の外観だけでも見てもらおうと思い
A社の担当者にお願いして、連れて行ってもらいました。

どこへ行くにも、車で連れて行ってもらえるので楽ちんでした。
しかもA社の車は、ステップワゴン。
乗り降りが多いことを考慮して選んだんだなとわかるほど
ステップあり、手すりありは、乗降が楽でした。
こんな車がほしい、とまでは思いませんでしたが。

その楽ちんな車で、団地周囲をぐるぐる回ってもらい
建物の外観と、広がる緑地や公園などを見て回りました。

お殿様の反応は、というと
はかばかしいものでは、ありませんでした。
値段は魅力なのですが、やはり団地ですから
外観にときめく、ということはなかったようです。

マンションを巡ってみたものの

その後、複数のマンションの内見をしました。
ところが、よくあることだと思うんですが
私もなのですが、それ以上にお殿様が
朝、いちばん最初に見たマンションを
ものすごーく気に入ってしまっていたのです。

朝イチで見たマンションは、
この日の朝、「これにしておくか」と
不動産屋さんにわたりをつけるために選んだ物件でした。

とはいえ、いい加減に選んだわけではなく
住宅情報サイトで子細に入力した条件に
もっとも合致している物件でしたから
気に入って、当たり前だったのかもしれません。

どこがそんなに良かったのか

予定していた物件を見終わったとき
そんな私たちの様子に気が付いた担当者さんが、
「夕方の様子もご覧になったらいかがですか?」と
最初の物件にもう一度行くことを提案してくれました。

お言葉に甘えて、もう一度同じ物件を見に行きました。
そして、西日がさしこむ部屋に入り、窓から外を見ました。
「この眺めが、いいよね」
と、お殿様が言ったとおり、そこは3階の角部屋で
あたりに高い建物もなく、眺望が抜群だったのです。

ほかにも、リノベーションの出来栄えが
どこよりも洗練されていた、ということもありますし
間取りも使いやすい、駅からもどの物件よりも近い
唯一食洗機がついている物件(使うかどうかは置いておいて)
などなど、良いところはたくさんありましたが
お殿様のハートをわしづかみにしたのは、
窓からの眺めだったようです。

決断を迫られる

その後、不動産屋さんの事務所に戻り、話し合いです。

最初の物件が気にいっているのは、間違いないのですが
不動産屋さんは、必ず言いますよね。
「ほかにもお問い合わせをいただいておりますので」

これを、どう考えるかが問題です。
時期的に、物件探しを始めたのが連休開始直前でしたから
「連休中は、内見の申し込みが増えますし・・・」
と、言われれば、そりゃそうだろうと思います。

不動産屋さんが提示した猶予は1日でした。
1日はなんとか手付金なしでキープするけれど
それ以降は売れちゃったら、それまで、ということです。
翌々日の午前中までに返事をする必要が生じました。

買うのなら、2日後に手付金の百万円が必要になります。
現金で支払い、キャンセルしても戻ってきません。

どうする??お殿様!!!
買っちゃいますか!?

次回に続きます。



忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。