陞叙(しょうじょ)

  • 意味:現在よりも上級の官位、官職を授けられること
  • 豆知識:「昇叙」とも書きます。

戦国時代の物語を読んだり見たりしていると
武士たちが、官位をもらって喜ぶ様子が、しばしば出てきます。
朝廷から授けられる身分には、特別感があったようですね。

位牌

官位とはちがいますが、「位牌」に刻まれる戒名にはランクがあり
男性では、ランクが高い順に
「大居士→居士→禅定門→清信士→信士」となるようです。

少し前に、お殿様(夫)の実家で位牌をどうするか
ということが問題になっていることを記事にしました。
(その記事はこちらです。→位牌の処分方法がわからない

そのとき、大胆にも

位牌なんて捨てちゃえばいいじゃん

と、いう考えを発信しましたが、
位牌を普通ゴミに出すということに賛成できない人も、
きっと大勢いるのだろうなあ、と思います。

そこにはいない

戒名のランクは、寺院や社会への貢献度によって変わるそうですが
いや、ちがうでしょ、払う金額によるんでしょ?(笑)

そんな決まり方をしたものが刻まれている位牌なんて、
だいじにする意味がわかりません。
不要というか、邪魔になったら捨ててしまえと、思います。

どうやら、位牌の中には魂が入っているらしいのですが

そんなわけない!

に決まってます。

私のお墓の前で泣かないでください
そこに私はいません

という歌に、感動した人が多いはずです。
「戒名の中にも私はいません」
と、私が死ぬときには、言い遺そうかな。(笑)

お葬式

コロナ禍で、お葬式が簡略化されて家族葬や直葬が増えたそうです。
実に喜ばしいことですよね。

どんなに豪華で立派なお葬式を出したところで
主役?となる本人は亡くなっているわけですから
本当にお別れを悲しみ、悼む人だけで見送るのが相応だと思います。

お葬式って、戒名代金も天井知らずですが
その他の費用も、葬儀社の言いなりになっていると
どんどん吊り上がっていきますしね。

父が亡くなったとき、葬儀社の人と打ち合わせをしていたら
出棺時、父の手に握らせる数珠が必要だと言われました。
数珠はありましたが、ただの数珠ではなく

完全に燃える素材の数珠

でないとダメだと言われました。
しかし、家にあった数珠はどれも条件に合致せず、
新しく買い求めることとなりました。

数珠事件

そこで、葬儀社の人が見せてくれたのは、
完全に燃える素材でできている数珠のパンフレットで

こちらの、オニキスの数珠が3万円でございます。

と言われ、それだけでも腰が抜けそうになるほど驚きましたが

喪主様(母)には、記念におそろいのこちらはいかがでしょう?

と、見せられたのが、小さ目のオニキスの数珠で2万円!

驚くを通り越して、あきれるやら腹がたつやらで、よくぞ

ふ・ざ・け・る・な!!

と、怒鳴らなかったものだと、今さらながらに
自分で自分をほめてあげたいわ。(笑)

葬儀社との打ち合わせが終わるや否や、
近所の仏具店に、完全に燃える数珠の有無を電話で問い合わせたら、
在庫があると言われたので

いくらですかっ!?

と、聞いたら、ななななななんと!!

3千円

でしたよっ!💢
10分の1やんかっ!!!💢💢💢💢💢

もちろん、すぐに車を飛ばして買いに行きました。

お葬式は、急にやってくるもので、悲しみや混乱の中で準備をします。
そんなときって、つい葬儀社の言いなりになってしまうかもしれません。

でも、燃やしちゃうものにそんな大金払う人って、いるのかなあ?

こういうイメージわかないのかな??

と、ちょっと不思議に思いましたが
そういうところに価値を感じる人がいるのも当たり前ですよね。
だいじな人を、心をこめて見送りたいという思いを
どう具現化するかは、十人十色でしょうから。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。