五輪を見ていて思いついた漢字

北京オリンピックも後半戦となりました。
応援していた選手は皆さん出場を終えているので
テレビ観戦は、あまりしていませんが
ネットニュースは、目に入ってくるものをちらちら読んでいます。

そのニュースを読んでいたとき、思いついた漢字を練習しました。

選手村の食事に関するニュースだったので
中国の選手村の食事=中華料理から連想して
「青椒肉絲=チンジャオロースー」を書きました。
ほかにも、麻婆豆腐やら回鍋肉なども浮かびましたが
なじみが深い料理なせいか、何も見なくても書けました。
書ける漢字は練習してもしょうがないので
はて?どう書くんだっけ?となった「青椒肉絲」を選びました。

連想のきっかけとなったニュースは、こちらです。

もはや定番…韓国選手団から相次ぐ北京オリンピックの食事」への「強烈な非難」

見出しが秀逸なので、中を読む必要もなさそうだと思いつつも
中を読んで、見出し通り「またかい!」と、あきれました。
なんのためにそんなことを?と思っていたころもありますが
まさしく「定番」ですから、文句を言うのが国是なんだろうと
すんなり思えるようになってきました。

中華料理の漢字

こんなことを考えていても、まったく愉快ではないので
おいしかった中華料理をあれこれ思い出して、もうひとつ練習しました。

麻辣火鍋は、色が真っ赤でいかにも辛そうですよね。

食べてみると、やはり辛いです。
でも、辛さよりしびれる感覚とか、熱さとか
そっちの印象が強く残っています。

漢字は中国から伝わってきた文化だからといって
中国語を読んだり書いたりできるわけではありません。
「麻辣火鍋」にしても、「マーラーフオグオ」と
読んでいる人は少ないのではないでしょうか。

中国語の読み方


中国が舞台の小説を読んでいると
中国の人名や地名、その他もろもろ
たくさんの中国語が出てきます。
中国語読みのルビがついているものの
次のページに進むとルビがなくなってしまいます。
1ページ進んだだけでも、もう読み方がわからなくなって
そこから先は好きなように読んでしまいます。

馳星周さんの著作に「不夜城」という名作があります。
この小説に出てくる中国人女性が「小姐」と呼ばれていて
「シャオジェ」と読むのですが、覚えられないので
最後まで「こあね」と読んでいました。
最近のことではなく、30代のころの話です。
そんなころから、物覚えが悪かったんだと絶望しちゃいますが
そんな私ですから、ほかにも、中国が舞台の小説を読むときは
常に独自の読み方を貫いていました。


でも、浅田次郎さんの著作「蒼穹の昴」を読んだときは
しっかり中国語読みを覚えられました。

このシリーズは素晴らしく親切です。
初出にルビを振ってくれるのは、ほかの本と同じです。


でも、ルビを振った漢字が、先のページでもう1度出てきたとき
見開き2ページ内での初出に、再度ルビを振ってくれているのです!

私が読んだときの版だけ、ということはないと思うのですが
だいぶ前に読んだ本なので、再版時に変更になっているかもしれません。

それはともかく、この親切なルビ振りのおかげで
登場人物全員を、ちゃんと中国語読みで読み通すことができました。
今も、何かで「張作霖」の名前を見つけると「チャンヅォリン」
ラストエンペラー「愛新覚羅溥儀」も
「アイシンギョロプーイー」と読んじゃうなどなど
読了後も忘れていないことを思うと
たいへんな刷り込み効果があったと思われます。
「小姐」の読み方も、このシリーズで覚えられたのです。

張作霖や溥儀が登場するのは、「蒼穹の昴」シリーズの3作目「中原の虹」ですが
このシリーズは全作読んでいるので、
正しい読み方で読了できて、気分爽快です!

どの本も、難読漢字に親切なルビ振りをしてもらいたいものです。
忘れん坊将軍の主張でした!

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。