冒涜（ぼうとく）
- 意味：神聖なものやだいじなものを貶める行為
- 豆知識：「涜」には、「みぞ」「どぶ」という意味があります。
朝ドラ「カムカムエブリバディ」に出てきた言葉です。
主人公ひなたの行動を「時代劇への冒涜」と責めるイケメンは、本郷奏多さん。
この本郷さんが「カムカム」に初登場したとき、
「まあ！イケメン！！ジャニーズの子？」と思いました。
実は、私ずっと前から本郷奏多さんのファンなんですけど。
唐突に出てこられたせいで、本郷さんだとわかるまでに
しばらく時間がかかっちゃいました。
歳をとると、誰でもそうだとうれしいのですが。
KAT-TUNがデビューしたとき、
亀梨くんのファンになったはずなのに
テレビにKAT-TUNが出ていても、どの子が亀梨くんなのか
わからなくて、困ったこともありました。
KAT-TUNのデビューは２００１年ですから（今調べました）
私は３０代だったわけで…そのころから、すでに
若い子の顔を識別できなくなっていたんですね！
小学生のころ
母が山口百恵ちゃんと桜田淳子ちゃんの区別がつかない
と言っているのを聞いて、「そんなバカな！」と思いましたが
バカなことじゃなく、これがわが身の現実になっています。
私だけじゃなくて、もちろん同世代の夫も
若い子の見分けがまったくつかないらしく
夫婦のあいだだけで通じる言語ですが
AKBとか、なんとか坂とかのグループに所属している女の子たちは
誰であっても「団体の子」と言っています。
ももクロとか、モーニング娘。の子たちも
各人の見分けはついていないのですが
「団体がちがう」という区分けをしています。
まるでプロレスですがｗ
おばさんに識別されずとも
団体の女の子たちは、ちっとも困らないでしょうけど
若い世代には、識別してもらいたいでしょうね。
団体から「卒業」とやらをしたあと
芸能界を渡っていくために
団体に所属中から、自分をアピールする必要は
どの女の子も感じているのでしょう。
団体が歌合戦に出場し、歌い終わったあと
何人かが過呼吸になって倒れてニュースになっていました。
歌って踊るたびに倒れてたら、商売あがったりじゃないか！と
おばさんは、思っちゃいますが
こうして、「団体の誰かが過呼吸で倒れてた」
ということは、記憶に残っているのですから
なにがしかの爪痕をのこす効果はあるようです。
ファンからは、〇〇ちゃんを冒涜するな！と叱られそうですが。
「冒涜」から、最初に連想したのは
小学生のときに放送が始まったアニメ「キャンディキャンディ」でした。
原作漫画の大ファンだった同級生のユキちゃんが、
アニメの出来が気に入らなかったようで
「原作の面汚し」と言っていたのを思い出しました。
当時、子供ながらに「ひどいののしり方だ！」と驚き、
かなり怒ってるんだなと、思ったものでした。
あのときユキちゃんが「冒涜」という言葉を知っていたら
「冒涜」を使っていたことでしょう。
考えてみた
私にも、映像化によって冒涜された！と思うような
漫画や小説があったかな？と考えてみましたが
そこまで思うものは、ありませんでした。
イメージがかけ離れてる…と思うことは、ときどきありますけどね。
東野圭吾さんの小説が好きで、デビュー作からずーっと読んでいます。
そのため「ガリレオシリーズ」も、ドラマ化される前から読んでいました。
それで、ガリレオ先生を福山雅治さんが演じると知ったとき
えっ！！ガリレオ先生って、イケメンだったの！？と、驚いたことはあります。
だからといって、それまで特定の誰かを具体的にイメージして
読んでいたわけではありませんでしたから
びっくりしただけで、がっかりはしませんでしたし
もちろん、冒涜された！とも思いませんでした。
「冒涜された！」と憤慨するのって
その対象をよほどだいじに思っているときなのでしょう。
今後の「カムカム」は、時代劇愛がてんこもりになりそうですね。