阿漕(あこぎ)

- 意味:義理人情に欠けあくどいこと・特に、無慈悲に金品をむさぼること
- 豆知識:禁漁地である阿漕ヶ浦で、密漁をした漁師が捕らえられた伝説が語源だそうです。
とある場所で、ぼったくられそうになって
「アコギな商売するわね~」と、思わず言いましたが
対応していた人が若かったせいか、キョトンとされました。
阿漕=死語のようですね。(笑)
推し活
ジムでときどき話すおばあさんは、とある演歌歌手の大ファンです。
ファンクラブに入会し、コンサートに行くのが楽しみという話を
楽しそうでいいなあと、思いつつ聞いています。
年をとってからも、推しがいると生活に張りが出ますし
推しからもらう元気は、若返りビタミンともいえそうです。
今現在、私には特に「推し」がいませんが
B´zを推していたころは、LIVEに行くのが生きがいでした。
大げさですが、その楽しみがあるから頑張れるといいましょうか
ギリギリのところで踏ん張っているときのカンフル剤とでもいいましょうか。
とにかく、B´zのお二人にはお世話になりました。
それはともかく、そのおばあさんから聞いて
えーっ!!そうなんだ!と、思ったあとに
そりゃ、そうだよね、成功例があるわけだから
誰だってマネするよねと思ったことがありました。
CDの売り方
それは、ファンは何枚も同じCDを買っている、ということです。
買えば買っただけの特典があるので
ついつい、たくさん買ってしまうんだそうです。
そういうのって、AKBなどの団体の商法だと思っていましたが
専売特許というわけではありませんから
「そのやり方があったか!」と、学んだ他の芸能事務所だって
マネするに決まってますよね。
当たりまえのことに気づかなかったのは
B´zは。私がCDを買っていたころは
同じCDなのに、特典がちがうので何枚も買いたくなる
というファン心理につけこんだ売り方はしていなかったからです。
(今は知らない)
まさに阿漕
これこそが、「アコギな商売」であるなあと、
なんとも、いや~な気持ちになりました。
ファンが好きで買っているわけですから
他人がどうこう言うことではありませんが
下品で意地汚い商法ですよね。
でも、今はそういう商法が一般的になっているのでしょう。
ファンって、推しのこととなると頭が沸騰しちゃうから
冷静な判断力を失うというか、大胆になってしまうというか
普段、節約に励んでいても、そこではドカンと使ってしまいがちです。
尋常でないお金の使い方をしてしまわなければいいけれど
推し活は、宗教にのめりこむのと似てるので
ちょっと、怖くもなります。
とあるアスリートの追っかけをしていた主婦が
海外遠征もバンバン追いかけて行き
夫の退職金を使い込んでしまった
という話を聞いたことがあります。
そういう話、実はゴロゴロありそうですね。
今は楽しい話題として取り上げられている「推し活」ですけど
そのうち、社会問題化するかもしれませんね。