寤寐思服(ごびしふく)

  • 意味:寝ても覚めても忘れられないこと
  • 豆知識:「寤」=起床すること、 「寐」=就寝すること、「思服」=いつも思っていること、という意味があります。

寝ても覚めても思うことって、若いころはいざ知らず
今この歳の主婦になると、ご飯のことでしょうか。
朝ごはんを食べながら、昼ご飯の、
昼ご飯を食べながら、夕ご飯の献立を考えて
寝る前には、朝食の準備ができているかをチェック。
つまらない思考ですが、平和で幸せなことですよね。(笑)

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きのうの記事で、林真理子さん著「李王家の縁談」を読んだ感想を書きました。
その本の中に、李王朝の王女「徳恵(トッケ)さん」という人が出てきます。
強制的に日本へ留学させられたあと、日本人の華族と結婚し
終戦後も長く故郷に戻れなかった方で、
来日後わりとすぐに、精神を病んでしまいます。

その人を主人公にした映画があることがわかり
アマプラのラインナップに入っていたので
よせばいいのに、観てしまいました。

なぜ、「よせばいいのに」なのかというと
韓国制作の映画だからです。
あの時代を背景とした物語ですから
当然、日本はたいへん悪い国として描かれていました。

予想はしていましたので、なるほど~
そうか、そうか、韓国の皆さんは
こういう認識なのね~と、改めて国民感情を確認しました。

映画「ラスト・プリンセス大韓帝国最後の皇女」予告編です。

映画

史実をだいぶ改変しているようで
冒頭に「史実とちがうところがあります」
というテロップが流れましたので
日本についての描かれ方の一部も、私の脳内で
「史実とちがうところ」の中に入れて鑑賞しました。

ストーリーは、かなり荒唐無稽なところもあるんですが
ほほう、と思ったのは
「李王朝の縁談」の主要な登場人物、
梨本宮家から李王家に嫁いだ方子さんは
たいへん善人として描かれていたことです。

戦後、韓国で福祉活動に熱心にとりくんで
勲章をもらっているし、国民からも人気がある
ということは聞いたことがありましたが
なるほど、本当にそうなんだなと、確認できました。

ちなみに演じていた女優さんは、戸田菜穂さんで
目にやさしい美しさでした。

方子さんと浩さん

あの時代、国際結婚で他王家に嫁いだ日本人は
方子さんだけではなく、嵯峨浩さんという人もいました。
浩さんは皇族ではなく、華族の家に生まれ
満州国皇帝溥儀の弟溥傑さんと結婚しました。

終戦後は、中国に長くとどまることを余儀なくされ
命からがら日本に戻ったというのに
その後、夫の故郷である中国に渡り
文化大革命にまきこまれたり、大変な目にあいつつ
その生涯を中国で終えました。

2人とも、夫となった人が尊敬できる高潔な人だった
ということがまずあったかもしれませんが
何より、2人の育ちが良いことがうかがわれます。

日韓、日満の懸け橋となるべく嫁したからには、
果たすべき役目があることを自覚し
その国の文化にとけこむ努力をし
その国の人間として生きようとしているところが
立派だなあと、感心します。

本来、やんごとなき方々って、
こういう行いをもって、尊敬されるはずなんですよね。

今や、どうでしょう???

現在

ちょっと前に、「親の顔が見たいと思った人」
という記事をアップしました。
(その記事はこちらです。→いい死に方しない・親の顔が見たいと思った人々
あの件は、私が40代はじめのころのことでした。

その後、もういちど「親の顔が見たい!」
と、思った人がいましたよ。

それは、にらみつけるような記者会見を行い
国民に後ろ足で砂をかけてアメリカに行った馬子さんです。

なんと下品な・・・どんな育ち?
親の顔が見たい、と瞬間思いましたが
よーく知ってましたよね。(笑)

その妹の鹿子さんも、似たようなことするんだろうな
あの家の子どもなら、しょうがないか
親が親だもんねと、思っちゃいますね。

そういう人々に税金が使われてるのって
あの一族に敬意をはらうつもりがある私でさえ、かなり抵抗があります。
若い方々は、どう思うんでしょうか。
どう考えても、今後も敬愛し、守り抜こう!
という気運は、高まりそうにないように思います。

流転の王妃

満州に嫁いだ浩さんの自伝。
読み応えあり、お勧めです!

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忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。