攫(さら)う

  • 意味:油断につけ込んで不意に奪い去る・その場にあるものを全部持ち去る。
  • 豆知識:攫(ヤマコ)という 山猿のような妖怪がいるそうです。

妖怪がいる、というのは語弊がありますね。
という伝説がある、というところでしょう。

伝説のポケモンを集めまくっているので、
いずれ「ヤマコ」というポケモンが登場するかも?
などと、思ってしまいます。

今日はクリスマス

クリスマスにつきものなのは、チキンですよね。
私は、お殿様(夫)から「鶏評論家」と呼ばれるほど、鶏肉が好きです。
というと、グルメな奥様に聞こえますが、
飲み屋が大好きなお殿様といっしょに、
あちこちで焼き鳥を食べては、論評していただけですw

遺伝なのか、息子も鶏肉が好きです。
幼児のころ、すでに骨付きチキンをひとりで2本食ってました。

2本?なんでまた?と、思われそうですが
もともとは、1本だったんですよ。

経緯

私の実家で息子といっしょに食事をすると
孫のためにと、母が息子の大好物の骨付きチキンを出してくれました。

もちろん、私の分もあるわけですが
爆食王の息子は、自分の分を食べ終わると
私のチキンを指さして、
ウーウーと、わめきまくりチキンをほしがりました。

「は?ふざけんな!」と、言いたいところですが
自分の子どもが、大騒ぎしてるわけですから
実家といえども、母たる私が場をおさめるしかありません。

そういうわけで、私のチキンのほとんどを息子に分け与える
ということが、何度か続きました。

息子の母である私は、私の母から見れば、娘です。
あんなに食いしん坊な娘が・・・と、哀れに思ったのか
母が、最初から息子にはチキンを2本出してくれるようになり
私も、無事に1本まるまるを食べられるようになりました。

めでたし、めでたしかと思いきや

やれやれ、丸くおさまったと、思ったのですが
この話には、まだ続きがあります。

当時、まだ存命だった父が、息子のお皿に2本のチキンがのっているのを見て
「おっ!2本か、いいな~」と、毎回言うようになりました。

これまた遺伝なのか?というか、もとはそこが始まりなのでしょうけど
父も大の鶏肉好きでした。

とはいえ、もうシニア世代だったわけですから
そんなにたくさんお肉が食べられるわけではなく
単純に、息子をからかいたかった、というのと
男にありがちな、自分以外が特別扱いされてると
ちょっとおもしろくない、という気持ちからだったと思います。

母の反応

しかし、毎回、毎回、実家で食事をするたびに
「おっ、2本か、いいな~」と、息子をからかう父に
母がイラついてしまい
「今度から、あなたも2本にしましょうかっ!?」と、聞いていました。

もちろん、「いや、いらないよ」と、父は言いましたが
その後も、息子が骨付きチキンを2本出してもらうたび
「いいな~」
「あなたにも出しましょうか!?」が、くり返されることになりました。

そんな事態を招いたのは、息子です。

ほんっとに、困ったヤツです。
えらいものを生んで育ててしまったなあと、しみじみ思います。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。