裴(はい)

  • 意味:衣服の長いさま
  • 豆知識:全国におよそ150人、「裴さん」という苗字の方がいらっしゃいます。

辞書に「裴」には「たちもとおる」という意味もあると、載っていて
「タチモトオル」???と、その意味も調べたら
「立ち徘徊る」と書く「あちこち歩き回る」という意味の言葉でした。

そんな言葉、初めて聞きましたよ。
衣に非ずと書いて「うろうろする」???
日本語って奥深いですね。

今年の大河は

紫式部が主人公だそうです。
聞いただけで、見る気がしなくて
今年は、最初から視聴をあきらめました。

おもしろいかもしれませんが
あの時代の貴族たちがやってたことって

権力争いと恋愛

この2つしかなかったよね?
という印象なんですよね。

もっとほかに、歌を詠んだり
香りを楽しんだり、なんだかんだ、
(ほかに思いつかないけど)雅なことをしてたかもですが
そんなもの、ドラマで見ても仕方ないし。(笑)

権力争いのあたりは、それなりに楽しめるかもしれませんが
推したい人物もいませんし
そもそも、中心人物というか、
主人公、紫式部の生涯のパートナーとされている
藤原道長に、まったく良い印象がありません。

藤原道長

この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 
    欠けたる ことも なしと思へば

この望月の歌が、有名ですよね。

意訳は「この世で自分の思うようにならないものはない。
満月に欠けるもののないように、すべてが満足にそろっている」です。

娘三人を天皇の皇后にした男が
得意の絶頂、ゴキゲンで詠んだとされる歌で
なんとも傲慢な男ジャマイカ!
と、高校生のときでさえ思いましたよ。(笑)

でもまあ、そういう男が暗躍するところを
これでもか!と、見せてくれるなら
まだ面白みがありそうなんですが
どうやら、悪だくみばかりしていた人
という描かれ方ではなさそうなんですよね。

それで、すっかり見る気がなくなりました。(笑)

権謀術数をめぐらせ、陰でニヤニヤしている男
というイメージだったので
柄本佑さんが演じる、と聞いて期待してたんですけどね。
いい人扱いなら、(私は)楽しめないね
と、早々にリタイアを決めました。

日本の貴族

平安時代の話そのものは、興味がないわけではありません。
暮らしぶりとか衣装とか、目で楽しめる要素はあるだろうな
とは思いますが、やはりドラマを観る動機にまではなり得ません。

ただ、朝廷や公家の皆さんの在り方については
よその国の貴族に比べれば、かなり好感が持てます。

日本の朝廷は、むかしからずーーーっと
それなりに雅に暮らしてきましたが
庶民から税をしぼりとれるだけしぼりとって
自分たちだけがぜいたく三昧していた時代はありません。

もちろん、庶民よりずっといい暮らしをしていましたが
ブルボン王朝とか中華の各王朝、ロマノフ王朝などなど
思いつく限りの世界の王朝を思い描いてみると
暮らしぶりが格段に地味であることに驚かされます。

戦国時代には、天皇がはっきり貧乏になっていて
104代後柏原天皇は、財政難のため
即位して21年経つまで即位の例が行えなかったり
105代の後奈良天皇は、直筆の書を売って糊口をしのいだとか
なんだかんだ、貧乏エピソードも豊富です。

だからこそ、日本は革命も起こらず、皇室も延々と存続してきたし
たいていの日本人は、DNAに皇室を敬う気持ちが刻まれているのでしょうね。

しかし、そんな時代も終わりを迎えるのではないでしょうか。
A宮のビッチさんがやらかしたことは、
そもそも皇室に敬意をもっているからこそ
大きな嫌悪感につながったと思われます。

あの家から次の天皇が出るわけですが
その人に国旗を振ってバンザイしたいと思う人
きっと、とても少ないんじゃないかな。

それはともかく

貴族は貴族ですから、ワイロが当たり前で
お金に汚いのは、万国共通。
日本の朝廷も、ずーっと金権まみれですから
そのあたりにフォーカスしてくれても、おもしろそうですが
そんな脚本は、まず書けないでしょうね。(笑)

さらに、紫式部が主人公ですから
清少納言の悪口を日記に書いたことも
美化されて描かれるのでしょうし
「源氏物語」も、まったく好きじゃありません。

光源氏って、好色なロリコンですし
やたらに泣いてばかりですし
どうしてそう、毎度毎度

よよと泣きたもう

ばかりなんだよ💢と、イラつく作品ですし。

楽しめそうなところが
ひとつもない!

と、感じてしまう私
いったい、どんなドラマが見たいのだ?
と、つっこまれそうですね。(笑)

平安時代の女性を主人公にするならば
波乱万丈、恋多き生涯を送った
和泉式部のほうがおもしろいと思います。

もはや、大河ではなくなりそうですけどね。(笑)

というわけで、大河ドラマを観ない一年になりそうです。
しかし、思いがけず巷の評判が爆上がりして、
どこでもかしこでも大河の話でいっぱいになるほど面白いよ!!
となれば、そのときから観ます。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。