瑟(しつ)

  • 意味:古代中国のツィター属の撥弦楽器・大型の琴
  • 豆知識:「琴瑟(きんしつ)」=「琴と瑟(おおごと)をひいて音がよくあうように、夫婦が仲よく、しっくりしていること」という意味の熟語です。

こんな楽器だそうです。

和琴とちがって、椅子に座って演奏するのですね。

認知症患者の村

認知症患者ばかりが暮らしている村が舞台の小説を読みました。
南杏子さん著「アルツ村」です。

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『恍惚の人』から半世紀。現役医師作家による衝撃のメディカル・サスペンス!

高齢者だけが身を寄せ合って暮らす山間の村。そこは楽園か、遺棄の地か。

夫の暴力から逃れ、幼い娘を連れて家を出た主婦・明日香。
迷い込んだ山奥の村で暮らし始めた明日香は、一見平和な村に隠された大きな秘密に気付き始める。
住民はどこから? 村の目的は?

老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……世界一の認知症大国、日本。
人生を否定される患者。生活を破壊される家族。
認知症の「いま」に斬り込む衝撃作!

Amazon商品説明より

南杏子さんは現役医師で、映画化された「いのちの停車場」が有名でしょうか。

ほとんどの著作を読んでいますが、今回は最後にびっくりする仕掛けがあって、
医療小説としてもおもしろさだけではなく、ミステリーとしても楽しめました。

恍惚の人

認知症という病気を、日本人に認知させたのは
有吉佐和子さんの小説「恍惚の人」ではないでしょうか。

当時は「ぼけ」という表現で語られていた認知症の症状、
それを介護する家族の苦労などに、驚きながら読みました。

「恍惚の人」が刊行されて、もう半世紀なんですね。
それだけ時間が経っても、家族の介護負担は軽減していないどころか
介護離職、介護離婚、ヤングケアラーなどなど
社会問題が増え続けている印象を持ちます。

ピンピンコロリ

長く寝付いて不自由な生活を送り、家族にも負担をかけるより
ずっと元気に暮らしていて、ある日突然、コロっと逝きたい
と、多くの人が願っていることでしょう。

もちろん、私もそうありたいとは思いますが
こればかりは、思い通りになるものでもありません。

私たちは夫婦ふたり暮らしですし
お殿様(夫)とのあいだに子どももいません。

ですから、ときどきお墓の話や、お葬式の話をしています。
お葬式は直葬(通夜、葬儀なしで火葬場に直行)にしたいと
お互いに言い合っていますが、まだ書面を用意していません。

きちんと文書化しておかないと
お互いの肉親が「そんな弔い方!?」と、驚くかもしれないので
署名入りの遺言を用意したほうがいいですよね。

お墓

お墓は、霊園などに墓地を買うことは考えていません。
まず、値段が高いということもありますし
誰が墓守をしてくれる?という問題があります。

今はやりの樹木葬で、永代供養料を払いずみにしておこうかね
と、話しています。
樹木も、1本を一人でとか、夫婦だけでと希望すると高いようですが
どこの誰とも知らない人とごいっしょすることになっても
一本の樹を、共同で使えば、かなりリーズナブルなようです。

お殿様が前期高齢者の仲間入りしたら
どこか樹木葬ができるところを探して
早めに購入しておこうと、話しています。

長患い

ピンピンコロリがかなえば、この程度を決めておけば十分ですが
問題は、認知症になってしまったり、脳疾患などで
意識がはっきりしない状態で長く寝付いてしまった場合です。

そうなったら、遠くの安い施設に放り込んでね

と、言ってあります。
遠くても、それなりに費用はかかるかもしれませんが
都市部で探すよりは、まだマシなんじゃないでしょうか?

認知症が進んでお殿様のことを忘れてしまっていたり
意識がなかったりしたら、お見舞いに来てもらってもわかりません。

施設で、雑に扱われても、何も感じない(と思いたい)でしょうから
どこでもいいから放り込んで、それっきり放置でいいと言ってあります。

家族に迷惑はかけたくありませんし
そうなったときの自分を、見せたくないとも思います。

そんな都合の良い施設があるかどうか、まだ調べていませんが
費用も労力も、最低限ですめばいいなと、思っています。

介護

これに対し、お殿様はノーコメントです。

私をどうするか、ということもそうですが
自分をどうしてほしいのかも表明していません。

男ですからね。

おそらく、家で私に手厚く介護してほしいんでしょうね。
そして、きっとそうしてくれると信じて疑っていないのでしょう。(笑)
気持ちはわかります。

お殿様の脳内は、こういう状態は想定できても

こっちは、思い描けないでしょう。(笑)

お殿様にケアしてもらおうとは、まったく思っていませんし
お殿様には、できる限りのことをしてあげたいなとも思いますが・・・
今のこの気持ちがずっと続くかどうかは
お殿様の今後の行いにかかっているってことが
わかっているのかしら?(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。