2020年(令和2年)6月初旬、
胸のしこりに気づき、乳がんだと診断され
すぐに抗がん剤治療が始まりました。

2種類の抗がん剤をそれぞれ4週おきに4回ずつ。
1種類目の抗がん剤、エビルピシンのときは
投与された翌日、また病院へ行き
白血球を増やす薬、ジーラスタを注射してもらっていました。
2日連続の通院はもちろん、
頭痛やめまいなどの副作用もしんどかったんですけど
2種類目抗がん剤、ドセタキセルに比べればマシでした。

味覚障害やしびれ、肌や爪の劣化、貧血などなど
多くの副作用が出てきて、とてもしんどく感じました。

しかし、このドセタキセルがよく効いたのか
エビルピシンとの相乗効果だったのかは、わかりませんが
抗がん剤治療の半ばになって
腫瘍マーカーの値がどんどん下がっていきました。

そのとき、しこり部分が青あざになって、驚きました。
医師に聞いたところ、「がんが崩れたんだね」とのこと。
心配することはないこと、さらに、
「初めてだから驚いたよね」と言われました。

そりゃそうだよ!

と、がんビギナーであることを痛感しました。

患者は、誰だって初心者だし、医学には素人です。
患者ができることなんて、ただ治療を受けることのみ。

もちろん、自分で情報を収集して、治療方針を希望することはできます。
しかし、どんな治療法を選ぼうとも、実際の治療は医師にしかできません。

そういったことを、あれこれ考えると
患者にできることは、治療を受けられる体を作ることだと感じました。

この考え方は、私が自分で思いついたことではなく
胃がんを患った患者さんが書いたブログで読んだことです。

いたく共感したのは、治療がかなりしんどかったからです。
がんの治療は、体力勝負でまさに身を削りながら受けるものです。
次にまた、きつい治療を受けることになったときに
削ることができる体力、筋力を蓄えておくことが重要だと実感しましたし
再発防止、延命に運動が効果があるとも知りましたので
毎日熱心にジム通いを続けています。

とはいえ、好きなこと=水泳をしていますので
体力、筋力づくりが主眼ではなく、
いかにして泳ぐか?に意識が行きがちです。

楽しくないことを無理して続けるのは、本末転倒だとも思います。
治療を受けるために生きているわけではなく
生きるために治療を受けるわけですから
楽しみながらできることは、とてもだいじなことです。

お殿様(夫)にも、落ち着いたら運動をしてもらいたいのですが
こういうことは、人から言われていやいややっても続きません。

それに、気が向かないことを私の勧めでするとも思えません。
どうしたもんかなあと、考えちゃいますね。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。