お殿様(夫)は、下咽頭と食道胸部にがんが見つかりました。
咽喉を丸ごと、食道も大きく切除する手術はせず、
抗がん剤と放射線による治療を行うことにしました。
(化学放射線療法といいます)

咽頭部に放射線を照射すると、副作用で炎症がおき
激しい痛みや味覚異常の症状が出るそうです。
そうなると、食事がとれなくなってしまうため
治療に先立ち、まず胃ろうを造設すると聞いています。

<胃ろう>
おなかに開けた穴にチューブを通し、直接、胃に食べ物を流し込む方法

胃ろうというと、高齢者や脳疾患など意識障害が出た病人などが
栄養を経口摂取できなくなったときに造設するもの
というイメージがありますが、咽頭がんの治療においても
当たり前に行われているようです。

治療開始後、わりと早期に胃ろうが必要な状態になり
そこからおよそ3か月かもっと、食べ物の経口摂取は無理なようです。

治療計画として、胃ろう造設+抗がん剤治療のため
2週間程度の入院が必要になるようです。
入院中に開始される、放射線照射については
退院後は、通院で受けることになり
1か月ほど先、2クール目の抗がん剤治療を受けるとき
また、1週間ほど入院が必要になると説明されています。

抗がん剤の点滴を数日間24時間続けて行うため
入院が必要になると聞き、ちょっとうらやましくなりました。

抗がん剤の点滴治療を通院で受けたとき
帰り道、かなりぐったりしましたし
その後出てくる副作用(倦怠感や痛みなどなど)を
自宅でやり過ごしていたので
入院できるなら、楽でいいな~と思ったのです。

でも、寝ていると体が弱ってしまいます。
寝たきりになると1日で筋肉の1~2%が失われます。
10日寝ていたら10~20%の筋肉が減るということです。

がん治療と筋力は、実は密接な関係があり
筋力が衰えると治療もうまくいかなくなるケースは、ままあります。

そう考えると、楽できることが必ずしも良いわけではありません。
医師が必要と認めた入院ですから仕方ありませんが
その間も、できるだけ体を動かすように、くどくどと言っていますが
本人にどれほど伝わっているか、不明ですし
実際、治療中はだるいでしょうから、寝てばかりになってしまうかもしれませんね。

しかし、胃ろうをしてもらえるのなら、栄養はバッチリとれますので安心です。
肌つやがよくなって退院してくるかもしれませんね。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。