お殿様(夫)はもともと、日本語が怪しいというか
まちがって覚えている言葉の多い人だ
とは、思っていたんですが
病気についてまじめな話をしているときに
おかしな言い間違いがでると
ふざけないでよ!💢と、言いたくなります。
でも本人は、いたってまじめなんですよね。
たとえば、まだ病状の説明がなかったときに
俺のがんは移転してると思う
と言ってましたよ。
引っ越しか!?
転移と言いたかったようですけど
その後も何度直しても「移転」と言ってます。
ほかにも、看護師さんのことを
なぜか「介護士さん」と言うのも
何度直しても直りません。
そういえば、お殿様ではなく
ジムのシニア女性たちが、知人のがんの話をしていたとき
その進行度を
シーズン・スリーだって!
と言ってました。
海外ドラマか!?
正しくは「ステージ3」ですね。
そのステージによって、患者の生存率が割り出されていて
それがいわゆる「5年生存率〇〇%」「10年生存率〇〇%」というものです。
お殿様は、食道がんについて検索したようで
各ステージの生存率を調べて、その低さにがっかりしたようですが
1つ、大きなカン違いをしています。
たとえば、✖✖がんステージ3の5年生存率が30%
というデータからわかることは
✖✖がんステージ3と診断された患者が
5年後に生存している割合です。
つまり、生存できなかった患者70%の中には
診断後1年未満に亡くなってしまった方も含まれています。
当然、2年未満、3年未満、4年未満も同じですから
70%の患者の生存期間はまちまちです。
しかし、お殿様はこの「5年生存率」というものを
「余命5年」とカン違いしているようで
「俺も、あと5年だよ・・」
などと、気弱なことをつぶやくことがあります。
「そんなふうに考えないで生き残るほうに自分をいれようよ」
と、言って励ましていますが
カン違いについては、指摘していません。
あと5年は生きられると思ってるなら、
そのほうがいいですよね。
「1年未満に亡くなった方も入ってるよ」
などと言ったら、そこに自分を入れてしまいかねません。
使い古された言葉ではありますが
病は気からとは、よくいったもので
気持ちの持ちようで、病状は変わります。
10年生存率というのもありますから
5年生き延びて、さらに10年以上の生存者の中に入ってほしいものです。
そんなおかしなカン違いはしてませんが
私ももちろん、10年生存者のほうに入るつもりで生きています。