蟒(うわばみ)

  • 意味:ニシキヘビのような大きなヘビ・おろち
  • 豆知識:「大酒の飲み」という意味もあります。

かつて、私はうわばみでした。
ずっとのんでいませんが、たぶん今もかなりお酒は強いでしょう。
何の役にも立たない特技で、がっかりです。(笑)

電車の中で

用事があって出かけるために電車に乗ったら、
となりに2歳ぐらいのかわいい女の子が
お父さんといっしょに座っていました。
父子で仲良く話している姿を
「かわいいな~」と、思いながら見ていたら
女の子が視線に気づいたのか、こちらを向き
「あのね!」と、話しかけてくれました。

自分の持ち物をひとつずつ見せてくれて
どこに行くのか、何をしにいくのか、教えてくれました。
その後、私に興味を持ったのか、質問が来ました。

子「どこに行くの?」
私「〇〇駅よ。」

子「何をしに行くの?」
私「お買い物よ」
子「何を買うの?」
私「え?えーと、おズボンよ。」
子「どこで買うの?」
私「えーと・・・ドン・キホーテよ。」

馬鹿正直に答えたら、周りの人たちがくすくす笑いだしました。
馬鹿にしてという笑いではなく、女の子がかわいらしくて
ずーっと、やりとりを見ていたようです。

当事者としては、恥ずかしかったんですけど
客観的に見れば、微笑ましい会話ですよね。

周囲の乗客

このあと、女の子は私よりも先に降りました。
すると、周りにいた人たちが
「かわいかったわね~」と、話し始めました。

私と同年代の女性が数人いたのですが
それぞれ単独の乗客で、まったくの見ず知らずどうしでした。
それなのに、「女の子は、いいわね~」
「うちは、息子しかいないから」などと話が弾みました。

そして、偶然にも私を含めた全員が男の子しかいないことがわかり
そこからも、また「男の子なんて、つまらないわよね!」
という話が弾みまくりました。

皆、息子は成人しているのですが
「結婚する様子どころか、女の影すらないのよね」
「孫は絶望的だわ」
「女の子の孫がほしいわーっ!」
と、切実な会話に発展しました。(笑)

男の子母の女の子へのあこがれは
きっと、一生消えませんね。

お父さんの談話

女の子と話していたあいだ
合間にお父さんとも話をしました。

女の子に話しかけられるまで、本を読んでいたため
「お邪魔してしまって、申し訳ありません」
と、律儀に謝っていただきました。

会話を楽しんでいるので、まったく気にしないでほしいと答えたら
女の子は、人懐こい性格で、いつも周りの人に話しかけること
そして、ときには迷惑がられることを教えてくれました。

たしかに、眠いときや考え事をしているときに話しかけられたら
迷惑に感じる人もいるかもしれませんね。
そう考えると、行き合ったお子さんとの会話を
楽しむ余裕があってよかったなあと
わが身の幸いをかみしめました。

忙しい現代人、余裕がない人もたくさんいますよね、
私も、限界ギリギリ崖の上状態だったころがありました。
そういう時期もあったから、今の生活は幸せだなあと思えます。

行きたいときに買い物にも行けますしね。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。