饕餮(とうてつ)

  • 意味:中国神話に登場する怪物で、四凶の1つとされている
  • 豆知識:体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つとされています。

ゲームや動画コンテンツのフリー素材屋さんから借りてきた饕餮のイラストです。

恐ろしげですが、かっこよくもありますね。
ネット内で絵師さんと呼ばれる方々、お上手ですよねえ。

超便利!

通販「セシール」のカタログが届きました。
この家に引っ越してきてすぐ、物干しざおの位置を高くする器具を購入したら
(その記事はこちらです。→インドの山奥でっ!修行して~♪
それから、ずーっとカタログが送られてきます。
カタログを見るのは好きなので、ありがたく受け取っていますが
たいして高くもないものを買っただけですから
そのときの儲け(いわゆる純益)なんて、
すでにカタログ送付料金で消えてると思うのですが
それでも送ることって、だいじなんでしょうね。

というのは、見ればほしくなるものが載っているからです。(笑)

今回、「これは便利だわ!」と、思ったのがこちらです。

物干しざおをカットしてますよ!!!
これができれば、粗大ゴミではなく金属ゴミに出せます。
実際、この家に来てすぐ、ベランダサイズに合わなかった物干し竿を
1本、200円だか300円だか払って、粗大ゴミに出しています。

「いずれ捨てるであろう大きな金属のもの」があれば
買っておこうかな?と、本気で検討したかもしれませんが
今のところ、そんなものがないので購入は見送りました。

ほかの商品

カタログには、便利そうなものや、かわいいもの、きれいなものが並んでいて
お金と収納場所が無限にあれば、これも、あれも、それも、ついでにこっちも!
と、思う存分お買い物を楽しめるのにな~~~。

と、考えながらページをめくっていき
ほぼ、巻末となるあたりに登場したのが、懐かしいモノたちでした。

デジカメとレコードプレイヤー。

そして、CDプレイヤー。
どれも、以前は持っていたものですが、今は手元にありません。
音響機器とカメラは、スマホがあれば必要なくなりましたね。
といっても、スマホで音楽を聴いたことはありません。
音楽は、パソコン、テレビ(YouTube)いずれかで聴いています。

働いていたころは、iPodのへビーユーザーでしたが
仕事を辞めて以来、イヤホンで音楽を聴かなくなりました。
そして、iPhoneの普及で、iPodは見かけなくなりましたね。

こうして、カタログに載っているところを見ると
まだまだ、音楽はCDプレイヤーで聴き、写真はデジカメで撮っている
という人も、大勢いるのだなと、しみじみしました。
私も含め、スマホを使いこなせない世代が、
まだたくさん生息していることの証左ですね。(笑)

でも、CDプレイヤーもデジカメも
隆盛期に比べれば、すっかり細々とした産業になりました。

タイムリー?

ちょうど、そんなデジカメの台頭により衰退した
カメラフィルム業界が舞台の小説を書いた
楡周平さんの著書を図書館で借りて読んだばかりでした。

そのカメラフィルム業界の話は、以前記事にしたことがあります。
(その記事はこちらです。→昭和の検索・昭和の遊び
アメリカコダック社に勤務経験がある著者が
そのコダック社をモデルとして描いた小説なので
リアリティがあり、読み応え抜群のお勧め小説です。

そして、今回読んだ、これからの日本、どうなる?
という小説がこちら、「限界国家」です。

https://amzn.to/47A6BHa

これは本当に小説なのか!?
30年後の日本社会がどうなっているか調査をすると……仕事はAIにより「人間は不要」になり、働きたくても働けない人たちが続出。
また、地方の過疎化は深刻化の一方だという。
誰がこんな国にしたのか?そして、この国に明日はあるのか?経済小説のトップランナーが描く、日本の未来。
そしてそれを担う若者の生きる道とは!? 老いも若きも男も女も、全世代必読の未来予想小説。

Amazon商品説明より

タイトルは、日本が「限界集落」ならぬ「限界国家」
と、なることを示唆しているもので
その理由は、少子化による人口減少と、
テクノロジー進化による雇用減少にあると、しています。

読んでいて、うんざりするような暗い未来予想しかないので、
途中で読むのをやめようかと思いましたが
社会勉強のつもりで、最後まで読みました。

わかりやすく、我が国の憂える未来を教えてもらえましたし
雇用が減っても人口が減るので、釣り合いがとれるのでは?
という予想だけは、明るい展望だったでしょうか。

ただ、先を見通し、自分で起業する力のある賢い人しか生き残れない
ということも、よーくわかりましたので、
読めば読むほど、暗澹たる気持ちになる小説でした。

物語の中で

雇用が失われると、大量の失業者が出てくるので
テクノロジーの進化に伴う業態変化
たとえば、自動運転のタクシーなどは、運用が遅れるだろう
と言う見通しが語られていました。

その話の途中で「職業寿命は、以前からあった」と
半導体と並んで、CDやデジカメ業界が衰退していったことが
例としてあげられていました。

レコードプレイヤー、ステレオ、フィルムカメラは
その前に衰退しています。
そして、その前には蓄音機やらなんだかんだも衰退していきました。

時代が変わるというのは、そういうことで
そこに従事していた人が失業するのは、当たり前なんでしょうけど
終身雇用が守られなくなったことに、
私やお殿様(夫)は、まだまだとまどいます。

そんなこと、当たり前のこととして育った若い世代には
まったくちがう世界が見えているんだそうです。
きっとそうなんでしょう。
こちとら、もうすっかり年寄りですから、ついていけません。

それでも、衰退していく日本を見てしまうまで
生きている可能性もあります。
自分の子ども世代が苦労するのを見るのは
少子化問題、政治の怠慢を許してきた世代として
払わなければいけないツケなんでしょうか。

小説では、もっと上の世代に対して
こんな国にしたのは、あなたたち世代だ
と、はっきり指摘していますが
私たちアラカン世代も、加担していなかったわけではありません。

小説では、ひと昔前の世代を「いい思いをした世代」
とも評していましたので
収支はどこかでトントンになる、ということでしょうか。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。