私の趣味は読書です。
子どものころから、ずっと変わらない趣味ですから
「ご趣味は?」と聞かれて「読書です」
と、答えた経験は数えきれないほどあります。
先日、このやりとりのあと、
会話の相手からも「自分も読書が好きだ」と言われたあと
「何か面白い本を教えて!」と、聞かれてかなり困りました。
読書好きどうしの会話だと
「どんなジャンルがお好きですか?」
「私は〇〇(ジャンル名)が好きですねー」
「〇〇だと✖✖(本のタイトル)が面白かった!」
「あれは、名作ですよね!!」
というような展開になることがほとんどで
「本が好き」と言う人から
「何か面白い本を教えて」と言われたのは
たぶん、初めてだったと思います。
この質問、自分が好きな本を教えればよさそうですが
実は、非常に答えにくいことがわかりました。
「最近、体調悪いんだよね。なんかいい薬ない?」
「遊びに行って楽しいところってどこ?」
このような質問と、ほぼ同じぐらい
範囲が広すぎて、どう答えればよいのかわかりません。
本が好きといっても、どういうジャンルが好きなのか。
翻訳ものがありなのかなしなのか?
何もわからずに答えるのは、とても難しい質問でした。
とりあえず、ぱっと浮かんだ
浅田次郎さんの「蒼穹の昴」をお勧めしておきましたが
あれは、登場人物の名前が中国語なので
読み方が覚えられなくて挫折する人もいるかもしれませんし
そもそも、日本が舞台じゃないし、時代も清朝の終わりです。
苦手な人も多いのかもしれません。
その後、やはり読書が趣味の母と姉に会ったとき
同じ質問をされたらどう答える?と聞いたら
母は、貴志祐介さん著「新世界より」
姉は、ケン・フォレット著「大聖堂」と答えました。
確かに、両方とも、読み始めたら徹夜してしまう面白さで
自信をもってお勧めできる名作です。
「新世界より」は、異世界もののSFで
「大聖堂」は、12世紀イングランドが舞台の翻訳時代小説で
私も、「蒼穹の昴」を教えたときに、ちらっと頭をよぎりましたが
いずれも、ジャンル的に苦手な人もいるように感じます。
「何か面白い本を教えて!」だと、かなり難しい質問も
たぶん「面白い本ベスト10を教えて!」だと、
だいぶ答えやすくなるだろうと思います。
前述の3冊のほかに
遠藤周作さん著「女の一生」
有吉佐和子さん著「芝桜」
宮尾登美子さん著「蔵」
東野圭吾さん著「白夜行」
司馬遼太郎さん著「燃えよ剣」
スティーグ・ラーソン「ミレニアム」
ケン・フォレット「巨人たちの落日」(100年物語の第一部)などなど
多岐にわたるジャンルの名作を挙げられます。
しかし、なんといっても
どんなジャンルの小説が好きなのか。
あるいは、その人が好きな小説を
3冊ほど教えてもらえるのが、答えやすくなります。
また似たようなことがあったら
逆に質問をしてから答えようと思います。
質問に質問で返すのは嫌いなんですけど
この場合は、仕方ありません。