先週の金曜日、地元の医院で内視鏡検査をしてもらい
お殿様(夫)のがんがわかりました。

その前の日、「のどがつかえる」と
自覚症状があることを言われて、異変を知りました。

この場合、今の時代は誰しもすぐに
「のどのつかえ」などのワードで検索するでしょう。
もちろん、私もしました。

でも、する前から「腫瘍があったら大変だな」と思ってはいました。
検索結果に、当然「食道がん」が出てきましたが
ほかの病気の可能性も出てきましたから
これまた誰しも、「これであってほしい」と思うでしょう。

デジタル音痴のお殿様も、さすがに検索したようで
「逆流性食道炎じゃないかな」などと言っていましたが
結果は、悪い方にころびました。

自分が、がんだと知った時、ほとんどの人がするのが
医師に余命を聞くことではないでしょうか。
ステージが小さくても、がんというのはそういう病気だと思います。

かつて、ステージ4の乳がんだと確定したとき、私もしました。
お殿様も、やはり聞いたようです。

しかし、医師は余命告知をしたがりません。
データとしての中央値は・・・というような説明にとどめ
「わからない」と言うことが多いようです。

それは、本当に医師にも余命はわからないからです。
余命3か月と言われて、そこから10年生きる人もいれば
逆に、告知された余命より前に逝ってしまう人もいます。

がんにかかることそのものが運に左右されることが大きく
なぜ自分が?と考えるのが無駄なのと同じように
余命を知ろうとすることもまた、無駄なことだと
がん患者をやっているうちに、だんだんわかってきます。

私の場合は、そこからさらに
自分は治療のために生きているのではなく
生きるために治療をしているのだと思うようになりました。

がんに支配されずに生きるほうが長生きする
というのは、がん界隈では常識ですが
そういう考えに自然にたどりつきました。

しかし、お殿様はまだがん初心者ですから
余命を検索してしまうようです。

ステージにもよりますが、予後が悪いので
知れば、がっかりするだけですが
知りたい気持ちをとめることはできません。

余命を検索すると5年生存率〇%、10年生存率△%
という数値で出てきます。
たとえば生存率が30%と知ると
人はその30%のほうではなく、70%のほうに自分を置きがちです。
0%でない限り、生存する側で考えたほうがいいんですけどね。
100人いたら30人は助かるんだなとか。

とはいえ、なかなかそのようには考えられないのもわかりますので
今のところ私に言えることとして、
余命告知も腫瘍マーカーもあてにならないから
どんなときもあきらめないことがだいじであること。
自分の余命はこれなんだなと受け入れると
そのとおり、その時期に逝く人が多いことなど
悪く考えすぎると、その通りになりがちである
ということなどを伝えています。

どれぐらい心に響いているかはわかりませんが
今日、PETCTを撮り、症状の程度がわかります。
検査後の診察があるのかどうか聞いていませんので
結果がわかるのは、週明けになるのかもしれません。

知ってもうれしい結果であるはずはありませんが
少しでもマシな状態をと願いつつの
まだまだ落ち着かない日々です。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。