獺(かわうそ)

  • 意味:イタチ科の哺乳動物。
  • 豆知識:カワウソには、捕まえた魚を川岸に並べる習性があり、それが祭りのように見えることから「獺祭」という言葉が生まれたそうです。

きのう、区役所にいた人がカワウソに似ていました。
記事タイトルは、青山テルマさんの「そばにいるよ」からいただきましたが
いきものがかりの歌に、「待つ」関係があれば、そっちのほうがよかったかもしれません。

住民票が必要になった

引っ越し先の自治体に、転入届を出しに行きました。
マンションの登記に新住所での住民票がいると言われて
「なんで?」と謎でしたけどね。

だって、買ってから移り住むわけでしょ?
不動産って、買ったときに登記するわけで、
まだ移り住んでないじゃん!と、思ったんですよ。

まあ、住民票を移すときって
実際に住んでる、住んでいないは自己申告ですから
今住んでる治安の悪い街に転出届を出して
そのあと、移り住む街で転入届を出せば
その日に、住民票はとれます

不動産取引は、まったくの素人ですから
へんなの!と思いながら、手続きを開始しました。

たまたま土曜日に行ってしまった

転出届を出して、その証明書をもらって
いざ、移り住む街の区役所へ向かいました。
たまたまきのう=土曜日に、そっち方面に用事がありまして
運のいいことに、月に2回だけの休日窓口開設日でした。
それで、用事を済ます前に寄ってみたんですが
バカなことをしてしまったと、後悔しました。

休日に手続きができる貴重な日ですから
平日来られない人たちが、怒涛のように押し寄せていて
空前絶後にコミコミでした。

私が番号札をもらったときは受付まで1時間待ちでしたが
その後すぐに90分待ちになり
実際に呼ばれたのは、2時間後でした。

待合室は人でぎっしりで
番号札をもらうのも行列でした。

これだけ並ぶことを覚悟せねばならない状況だったせいでしょう。
私がもたもたと書きあげた転入届と住民票申請書を持って並ぼうと、
ひょこひょこ歩いていたら、後ろから若い男の子が走ってきて、
ささっと追い抜いて私の前に並びましたよ。

若い男の子とかけっこして勝てるわけありませんし
そもそも、私は平日だって来られる身であるにもかかわらず
あさはかにも休日に来てしまったのですから、おとなしく並び
おとなしく待つことにしました。

待っている間

待ち時間が異様に長かったので
きょろきょろと観察したところ、カウンター内の面積に対して
中で働いている人が少ないように見えました。

公務員に「私たちの税金でメシ食ってるくせに!」
という論調で、物を申す気はまったくありませんが
これだけ混んでいる=需要が高いわけですから
休日に窓口を開ける回数を増やしたり
カウンター内で働く人を増やしたりしてほしいものだと思い
引っ越したら、区長へ意見書を送ろうか
送るとしたらどう書くか、などなど
あまりにヒマだったので、あれこれ考えてしまいました。

そして、ようやく2時間後に私の番号が呼ばれたので
やれやれ、ふう!と、窓口にいってみたらば
なんだかんだ確認後、転入届が受理されました。

そして、カウンターの中の人が言いました。
「では、これから住民票交付の手続きをしますので
 そうですねえ、30分以上かかりますが
 今日、やっぱり取って帰りますか?」

マジか!

考えてみたら、当たり前なんですが
思わず、「まだ待つの?」と声に出して言ってしまいました。

私が驚いたせいで、窓口の人が説明してくれましたが
そうですよね、そのとおりです。
まず、私がこの自治体の住民になったことを
台帳だかなんだかに記載して
その後、その複写を取って住民票にするんですものね。
今現在は、記載事項の確認が終わったところですね。
はい、そうですか。
あとまだ30分ですねー--っ!!!

待つしかありませんから、Switchでずーっとゲームして遊んでいました。
(なぜか、Switchを常に持ち歩いている)

このばあさん、どんだけゲーム好きなんだよ?と思われそうな状況ですが
待っている人たちは、皆さんそれなりにイライラしているようで
私よりも、ずーっとカウンターのほうを見てましたね。
遅れているバスを待つ人々のようでした。

隣に座っていた、若い男の子(追い抜いた子とは別の子)は
無意識なんでしょうが、貧乏ゆすりがすごくって
長椅子がガタガタ揺れるので、別の場所に陣取り直したり
事前に何かを申請ずみで、それを取りに来ただけの人が
「それなのに、並ばないといけないんですかっ!」と
気色ばんでいるのを見て、心の底から同情したりと
様々な人間模様を観察しつつ、ひたすら待ちました。

無事終了

そして、区役所に入って2時間半後
ようやく、目当ての住民票をゲットできました。
このとき、交付窓口で私から交付料を徴収した人が
カワウソに似ていましたよ、という
ただ、それだけのお話でした。

めちゃくちゃ疲れました。
今後は、役所関係に行くのは絶対に平日にします!

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。