燻(くす)ぶる

  • 意味:火が出ず煙だけが出ている様子
  • 豆知識:「燻」一文字で「いぶし」と読みます。

テレビを見ていたとき

火事のニュースの中で、この言葉が出てきて
書けないなと、思ったので練習しました。

「燻製」は、比較的よく使う言葉だと思いますが
「くすぶる」って、送り仮名も「ぶる」なのか「る」なのか、わかりませんでした。
調べてみると、「燻ぶる」と「燻る」の両方があって、どちらでもよさそうでした。

こうして、練習するために調べることが
少しは老化防止に役立っているといいんですけど
どうなんでしょうか。

ぶすぶすと燻っているもの

それは、実際に煙が出ているものをさすだけでなく
「不平、不満が燻ぶっている」などと使う
比喩表現もありますね。

飲み会などで、この燻ぶる不満をぶちまけ合うのが
大人のストレス解消だったのでしょうけれど
コロナ禍ですっかり、そういう機会が減ってしまい
ストレスがたまっている人も多いそうですが
逆に、そういった会合がなくなって
やれやれ、とほっとしている人が多いとも聞いています。

自粛生活がスタートした直後には
よく耳にした「オンライン飲み会」も
いまや、すっかり聞かなくなりましたから
参加が苦痛だった人が、多かったんでしょうね。

そもそも参加していなかった

私は、コロナに関係なく
職場やママ友関係の
そういった集会に参加するのが嫌いで
誘われても、たいてい断っていました。

近所の友達が私の家に遊びにきたとき
「今、そういう気分じゃない」と言って追い返し
母に叱られたのが幼稚園児だったころですから
人づきあいの悪さは、筋金入りです。

それでも、子どもがらみのPTAや
少年スポーツ団の集まりには、なるべく参加していました。
母親が嫌われると、息子にまで害が及びかねませんからね。

それでも嫌われた

嫌われないように、と思って参加したわけですが
そもそも人づきあいの経験値が極端に低いので
つい、本音をもらしてしまって
問題ある母親認定されがちでした。

たとえば、スポーツ少年団の母一同で
息子たちが最高学年になったのを記念して、
おそろいのTシャツを作ろうという話がありました。

ボスみたいな立ち位置のまとめ役のママが
「サイズを選んで!」と、言いながら見せてくれたサンプルは、
驚くほどにダサいのに、4千円近い値段でした。

こんなものにそんなお金を払いたくないなと思ったので
「私はいらない」と言ったんです。
そうしたら、
「なんで?」と聞いてきたので
「趣味じゃないから」と、少し控えめに言ってみたんですけど
そこにいた、ママたちが全員シーンとしてしまって
以来、私と口をきいてくれるのは
息子より年下の子たちのママたちだけになりました。

露骨にハブられた

口をきいてくれないことなんて、
困りませんから、まあいいんですけど
それまでの私の言動に、
皆さん、かなりイライラしてたんだろうなと思ったことがあります。

少年団が遠征して試合をした日
帰りにみんなでご飯を食べて帰ろうということになりました。

試合会場から、レストランまで移動して会場に入ったら
すでに先に到着していたママたちが、円卓を囲んでいました。

この少年団で宴会をするときは
少年は少年たち、保護者は保護者で卓を囲むルールになっていました。
私は「保護者」ですから、保護者卓に座ろうと思ったんですけど
あら、びっくり!!
皆さんが、自分の荷物やら下の子やらを椅子に置いているもんですから
私の座る椅子がないじゃありませんか!!

こんな中学生みたいないやがらせをやっちゃうんだー!と
あきれながら、椅子を持ってきてぐいぐい座りました。

体育会系だからなのか?

私は、運動系の部活ってやったことがありませんから
少年団の中での振る舞い方は、職場で勉強していました。
同僚に、少年団を仕切ってると思われる人がいて
その人がよくこぼす、非常識なママを参考にして
問題行動を起こさないように注意していました。

お当番はさぼらず
「託児所代わり」にスポーツ団を利用せず
車の送迎だって、ちゃんとローテーションどおりこなしてました。

それでも、おそろいのTシャツを作らないとか
試合の応援に行ったとき、日陰に行きたいと思ったら
皆さんと離れたところに行っちゃうとか
団体行動をとらなかっただけで、こんなに嫌われちゃうのか?と
不思議に思いましたが、体育会系の世界は
本格的部活経験者のパパやママが仕切ってますから
私の知らない謎のルールが、たくさんあるのかもしれないなと
思ったこともあります。

もしも、それがビンゴで
私が知らずにとんでもない掟破りをしていたとしても
人を困らせてやろうとか、いやな気持ちになるようなことをして
懲らしめようとするって、どんだけヒマなんだよ?と
そんなことにエネルギーを使えることそのものが
一番大きな謎でしたね。

なんにせよ、この少年団の本質的な運営は
経験者のパパたちが担っていて
息子に対するいやがらせは、ありませんでしたから
特に問題なしでした。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。