剰(あまつさ)え

  • 意味:そのうえに。それだけでなく。おまけに。
  • 豆知識:「剰」の訓読みには、「あま(る)」もあります。

「あまつさえ」という言葉は知っていますが
使っている人を見たことは、ありません。
もちろん、自分自身も使ったことがありませんから
ほぼ、死語なんでしょうね。

肌断食って?

ブログのシニアカテをうろうろしていて、「肌断食」という言葉を見かけました。
なんぞや?と、思い、記事を読んでみると
「つけない」「こすらない」「洗い過ぎない」が3原則だそうで
クレンジングや洗顔料、化粧水、クリームなどを使ったスキンケアをせず、
水・石鹸洗顔とワセリンだけで保湿することだそうです。
つまり、 化粧品に頼らず、肌に本来備わっている
自己再生する力を取り戻すということのようです。

へえ~、あんなことに「肌断食」という名前がついていたんだ!
と、ちょっと驚きました。

というのは、今の世で「肌断食」と呼ばれることを、
私は生まれてから今日までずーっとしてきたからです。
基礎化粧品=化粧水や乳液は、今まで使ったことがありません。
洗顔も、何かを使うとしたら、ずーっと石鹸のみですし
石鹸を使わない日のほうが、圧倒的多数です。

そして、その石鹸も石鹸成分のみでできている純石鹸です。
(香料などの添加物が入ってない石鹸=純石鹸です)

なぜずっと肌断食をしているのか?

ここまで読んでくださった方の多くが
「そんな人、いるんだ!」と、思ったのではないでしょうか。

たいていの人は、当たり前みたいに基礎化粧をしますよね。
それは、私の年代だと、たぶん高校卒業後から、
という人が多いだろうと思います。

私の高校では、実施されませんでしたが
昔は、卒業間近の高校3年生の女子を対象とした
化粧品メーカーが主催する化粧の手ほどき講習会がありましたよね。
たしか、姉の高校では実施されていて、
お土産に無料配布されたという
メイクアップ用品を見せてもらった記憶があります。

今は、高校生も当たり前のようにお化粧をしていますので
何それ?と、笑われそうな講習会ですねw

私も、高校卒業して進学したあと、メイクはするようになりましたが
基礎化粧は、いっさいしませんでした。

というのは、高校時代に日本消費者連盟が発行した
「あぶない化粧品」という本を読んだからです。

あぶない化粧品

古い古い本なのに、まだ流通していましたよ。

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昔の本ですから、載っている事例もとても古いものですが
そこに書かれていた化粧品による肌トラブルは
恐ろしくて、震えあがるような内容でした。

毛穴に入った石油系の化粧品が太陽光線と化学反応を起こし
肌が真っ黒になってしまう「リール黒皮病」が、とにかく怖くて
お化粧は、したらやばいな・・・と強く思いました。

化粧品の何が危険かといえば、多くの成分に問題があって
ステロイドや香料など、いろいろまずい物があったんですけど
私が1番コワイ!と思ったのは
合成界面活性剤が入っていることだったんですよね。

それは、台所洗剤にも入っていて、本来混ぜることができない
水と油を混ぜることができる、乳化作用があり
そのせいで、洗剤で洗うと油でギトギトの食器もきれいになるわけですよね。

そんなものを肌につけると、皮膚のバリア機能を破壊してしまいます。
そして、昔のことですから粗悪な化粧品も多く出回っていたため
多くの被害が出ていた事例を山ほど読みました。

そして、肌にはそもそも自分で皮脂を作り出す力があるのに
基礎化粧品で補ってしまうと、肌がさぼって皮脂を出さなくなり、
化粧品が手放せなくなる悪循環があることも書かれていました。

つまり、最初からしなければそれですむものなわけですから
基礎化粧はするのは、やめよう、という結論に達しました。

メイクはしていた

とはいえ、お化粧はしたい年頃ですから
アイシャドーや口紅はつけていました。

でもお化粧は、したら必ずきれいに落とすことを心がけていましたし
肌一面に塗るファンデーションは、ほとんど使ったことがありません。
粉おしろいをはたく程度で、すませてきましたし
何かを塗るときは、その前に馬油などを薄く塗って
肌に油の被膜を作ってからにしていました。

そんなこんなで、いつの間にか間もなく還暦です。
肌断食をずーっと続けているせいでしょう。
お風呂上りにも何もつけずにいますし
寝る前のお手入れなどもしないままですが
特に何の問題もありません。

つっぱることも乾燥することもなく
吹き出物もありませんし、歳相応のおばさんの肌ですが
仕事をやめてからは、メイクも一切していません。

つまり、365日24時間すっぴん生活ですw

肌断食生活の効能

肌断食をしている人が増えているようですね。
さぼっていた肌が皮脂を分泌するようになるまでは
山あり谷ありでたいへんなようですが
肌断食が当たり前の生活って、めちゃくちゃ経済的ですし
たぶん、とっても便利で快適に感じるだろうと思いますので
もしも今、肌断食トライ中の方がいたら
あきらめずに頑張ってみる価値は大いにあると断言できます。

女の人が、生涯で使う化粧品代って、どれぐらいなんでしょうね?
化粧水だの美容液だのを買ったことがないので
そもそも値段もよく知りませんが、
高いものほど、よく売れるのが化粧品ではないでしょうか。

その経済効果の大きさに
まったく、なんとよくできた妻だろう!と、私は思うのですが
そのあたり、お殿様(夫)は、価値がわかっていないようで
たいへんもどかしい思いをしています。

あと、旅行に行ったり、ジムや銭湯に行ったりするときも
とっても身軽で便利です。

出かける支度も早いのに、そこもお殿様から
とりたてて評価されたことはありません。

なんか、もっとほめてもらってもいいような気がしてきたので
今度、アピールしてみようと思います!!

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。