子どものころの私
吹き替えは声優さん派です
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この記事で、私はとんでもない子どもだったと書きましたが
ほかにも、子ども時代の「やらかし」を
いろいろ覚えていますので、補足記事を書くことにしました。
私は幼稚園児のころ、「ハナクロイタチ」と呼ばれていました。
「ハナクロイタチ」とは、鼻が黒いイタチのことで、命名者は父です。
なぜ、そんな呼ばれ方をしていたのかを説明する前に
書けなかった「イタチ」の練習動画です。
私がイタチに似ているか?といえば
似ていないように思いますが
黒い鼻を見て、父が「似てる!」と思ったのでしょう。
日常的に「ハナクロイタチ」と呼ばれていたので
特に疑問に思うこともなく、育ってしまい
なぜ、そんな珍妙な名前で呼ばれてたのかと
疑問に思ったのは、わりと最近のことです。
命名者の父はもう亡くなっていますが
母がまだ健在ですから、聞いてみたところ
衝撃の事実が判明しました。
ハナクロイタチの謎
まず、私がいつも鼻のあたりを黒く汚していたから
父が「鼻黒イタチ」と命名したそうです。
それは、わかりましたが、
なぜ、いつも私の鼻は黒かったのでしょう?
聞いてみると、なんと
当時、我が家はアパート住まいでした。
大きな掃き出し窓がある間取りで、
外をぐるっと歩いて周ることができました。
なんと、私はその掃き出し窓に顔をつけて
よその家の中を1軒ずつ、のぞいて周っていたそうなんですよ。
窓には網戸があって、網戸の汚れが鼻についてしまうので
いつも鼻の周りが黒かったそうなんです。
その話を母から聞かされたときは
自分のことなのに、腰がぬけそうに驚きました。
だって、すっかり忘れていたどころじゃなく
まったく記憶にありませんでしたから。
作り話じゃないの?と疑いたくなりましたが
姉も、「毎日、毎日よその家をのぞいてたよね~」と
懐かしそうに言っていましたので
それが事実なのだろうと思います。
いやはや・・・どんな子ども?
家の中にいて、窓からのぞいてるの子どもに気づいたら
その家の人、それこそびっくりしちゃいますよねえ。
思わず「ちゃんとしつけなきゃ、ダメじゃん!」と
母を叱ってしまいました。
でも母は、
「あのころはそんなことで怒る人はいなかったから平気!」と
まったく、自分の子育てを反省する様子がないんですよね。
いやいや、のぞきはダメでしょう・・・
昭和40年代という時代がそうさせたのかもしれませんが。
私が、とんでもない子どもだったことは
こうして、あとから聞いて知ることもありますし
子ども時代を思い出して、
なんということをっ!!と、我がことながら驚くこともあります。
遠足のお菓子事件
たとえば、姉が「明日は遠足だ~」と楽しそうに
リュックの中にお菓子を入れてから、お風呂に入ったら
そのあいだに、私がお菓子を取り出して食べてしまったり。
寝る前になって、この悪事が発覚したときは
めちゃくちゃ叱られました。
母にこのときのことを聞いてみたら
「あの当時は、夜開いているお店なんてなかったんだから!
お菓子をもう一度買い直すなんてできないから
近所に頭下げて回って、お菓子を分けてもらったのよ!!」と
半世紀も前のことなのに
今さっきのことかのように怒っていました。
認知症の心配はないようで、安心です。
姉は、どう思っていたんでしょうね?
やさしくて、私のことをかわいがってくれていたので
叱られた記憶は、ありませんが
内心、焦っていたことでしょう。
申し訳ないことをしてしまいました。
鼬とあわせて漢字練習をした、
白いイタチと書く「オコジョ」ですが
まさに、白いイタチです。
イタチもオコジョも、名前の漢字に
ネズミみたいな字が入っていますが
ネズミの仲間ではないそうです。