練習する漢字の選び方

うるさい母親に切れかける←この記事で書いた「喧噪」を調べたとき
辞書の同じページに出てた言葉を練習しました。

辞書を引いたとき、ページ内をざっと見て
書いたことなさそうな漢字があると
次に練習する漢字にしています。

眷属=血筋のつながった親族

遺産相続とか、跡取り問題とかで
身内同士が、骨肉の争いになって
ドロドロにもめるのをドラマで見たり
本で読んだりするのは楽しいですよね。

血脈

これまで読んだ「ドロドロもの」の中で
これが最高にドロドロだった!という本は
佐藤愛子さんの著書「血脈」です。

物語は大正四年、人気作家・佐藤紅緑が妻子を捨て、新進女優の横田シナを狂おしく愛したことに始まる。父親への屈折した思いを胸に、散り散りになる八郎、節、弥、久の四人の息子たち。シナのつれなさに苦悩する紅緑が半ば別れを覚悟した矢先、シナの妊娠が判明。大正十二年、愛子の誕生で、二人は離れられぬ宿命を受け入れる。

「BOOK」データベースより

出てくる人たちが、実在の人物なので申し訳ないんですけど
あまりにも、あまりにもとんでもなくダメダメな人が多いんですよね。
フィクションの世界でも、親族をかき回す
とんでもない人って、1人か2人ですよね。
それが、この小説では登場人物全員が、激しい困ったちゃん!!

これでもか、これでもかと「考えられない・・」というような
とんでもない展開がてんこもりです。
途中で誰かが亡くなると
やっと死んでくれたか・・・と
自分の親族でもないのに、ほっとしちゃうぐらいでした。


大河ドラマであり、ドロドロものでもある物語って
私の大好物なので、上中下巻、一気読みしちゃいましたよ。

佐藤愛子さんというと、小学校の高学年ぐらいから
ジュニア文庫で著作を読んでいたので、
まさか、こんなドロドロの話を書く方だったとは!
もとい、そんな血族の中で育ったとは!と、驚きました。

「困ったなア」は、ドラマ化もされた
ドロドロとは、無縁のユーモア小説でした。
検索してみたら、本をまだ売っていたことに
これまた驚いてしまいました。

ドラマは、NHKで夕方6時から放送していた
「少年ドラマシリーズ」の枠でした。

少年ドラマシリーズは

第一作がのちに「時をかける少女」として映画化される
「タイムトラベラー」で
これを見たことで、はまってしまい
欠かさず見ていました。

タイムトラベラー、おもしろかったですよねえ。
と、語り倒したいところですが
ドラマの内容は、あまり覚えていません。

インド人のラジオとか、ラベンダーの香りとか
断片的な記憶が残っているのみです。

のちに、筒井康隆さんの原作を読んだので
記憶は、そちらに偏っています。


その後も「なぞの転校生」「ねらわれた学園」など
SFものが多かった枠なので
女子中学生の日常を描いたドラマ「困ったなア」を
物珍しく感じたことを覚えています。

この枠が大好きで、思い入れが強い作品が多いのですが
なんといっても、一番印象に残っている作品は
「未来からの挑戦」というドラマでした。

もう内容はほとんど覚えていませんが
小学校6年生のときに放送されて
毎日、夢中になって見ていたんです。

それなのに、その時間帯に
母の友達が遊びに来てしまって
テレビのある部屋で、おしゃべりを始めちゃったんですよ。

おばちゃんどうしのおしゃべりですからね
そりゃー、うるさいのうるさくないのって。
テレビの音声なんぞ、かき消されてしまいます。


「うるさくて聞こえないよっ!!」と叫びたかったけれど
そんな蛮行を母が許すはずがないことは
6年生にもなればわかっていましたから
聞こえないよ、聞こえないよぅぅぅぅぅ・・と
思いつつ見た回があったことは、はっきり覚えています。

ビデオがないどころか、テレビも家に一台しかなかったころって
とっても不便でしたよね。

高校を卒業した年ですから、18歳の春です。
「金曜日の妻たちへ」を見てたんですよ。
記念すべき第1作目です。

で、回が進んでいよいよ
小川知子さんと古谷一行さんが一線を越えてしまう!
という回に限って、テレビがある部屋に父がいたんですよ。

気にしてない顔で
一線を越えるシーンをしっかり見続けましたけど
めちゃくちゃ気まずかった思い出です。

昔の18歳は、かわいいもんでしたね。



忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。