卓袱料理(しっぽくりょうり)
- 意味:中国料理や西欧料理が日本化した宴会料理の一種
- 豆知識:長崎市を発祥の地とし、大皿に盛られたコース料理を、膳ではなく、円卓に乗せて食事することに大きな特徴があります。
江戸初期、長崎で暮らしていた中国人(唐人)が、
客人を招いてもてなした料理がルーツとされているので
中華料理のイメージですが、和・華・蘭が混在していたようです。
ゲーム
イメージとしては、こんな感じでしょうね。
椅子に座っているのは、Switchのゲーム「あつまれ どうぶつの森」内で
いっしょに島暮らしをしているタツオくんです。
この中華なお部屋を訪れるたび、豪華な料理に目を奪われています。(笑)
お箸は4人分セットしてありますが、椅子は1脚しかありません。
円卓を囲むことは無理どころか、椅子取りゲームになりそうです。(笑)
小説
「卓袱」を書いたのは、母から借りて読んでいた小説に出てきたからです。
柴田よしきさん著「お勝手のあんシリーズ」の最新作「別れの季節」です。
(前作までの記事はこちらです。→思わずあげた悲鳴)
幕末の江戸が舞台となる人気シリーズで、
主人公は、品川の料理自慢の旅籠のお勝手女中です。
料理の才がある主人公が、料理人としての道を歩き始めていく物語なので
おいしそうな料理が、たくさん登場します。
歴史上の人物がちょこちょこ登場しますし
いかにも、NHKあたりがドラマ化しそうなお話なのですが
いまだ、映像化はされていません。
「セクシー田中さん」という漫画の実写化をめぐるトラブルが
世間をにぎわしています。
この「お勝手のあん」は、大好きなシリーズなので、
脳内で登場人物のイメージが、すっかりできあがっています。
映像化されてしまうと、そのイメージが壊れそうですし
非の打ち所がない物語なのに、改悪されたら不愉快なので、
映像化しないでほしいと願っています。
映像化
不幸な事件がありましたが、今後も小説やマンガの実写化作品は
たくさん世に出ることでしょう。
おりしも、いかにも映像化されそうな小説を読んだばかりです。
BOOKOFFで買った、三浦しをんさん著「墨のゆらめき」です。
(その記事はこちらです。→老姉妹のお出かけ)
版元の新潮社の特設ページからお借りした画像です。
すでにビジュアルを固めているようですし
バディもので、コミカルなやりとりあり
シリアスな展開ありで、たぶん映像化されちゃうのでしょう。
そして、そのときには原作には1ミリもないはずの
恋愛要素が入ってくるのかなあと、思うと
考えただけでうんざりです。
そんなもの、必要ないはずなのに
どういうわけか、実写化すると
恋愛要素、もしくは無駄にうるさい女性キャラがプラスされがちですよね。
世の中の人って、恋愛やら、キャンキャンつっかかる女性が好きなのかなあ?
この作品に関していえば
そんなものが入ったら、世界観が台無しになると思いますが
無理やり入れちゃうのかなあ。
映像化はしてほしくありませんが、続編を熱く希望します!
というぐらい、おもしろい小説でした。
BOOKOFFでもお値段が高めでしたが、買ってよかったし
「きっと、感性に合う」と、感じたとおりでした。