羊羹(ようかん)
- 意味:大豆を主体とした和菓子
- 豆知識:「羹」は「あつもの」とも読み、野菜や肉を煮た吸い物を表します。
どんだけ「羊」を書くんでしょうかw
羊が貴重だったから、「大きな羊」と書いて
「美」を表すようになったと聞いたことがありますが
それと、ようかんに何の関係があるんでしょうか?
さっぱりわかりません。
おやつの思い出
小学校4年生ぐらいのとき、友達の家に遊びに行ったら
その子が、おやつに茶碗蒸しを食べていて
驚いたことがあります。
子どもでしたから、おやつ=お菓子と思い込んでいましたが
間食は、栄養補給のために摂るものですから
茶碗蒸し、ありなんですよね。
その子は、とっても小さくて細い子でしたから
いっぺんにたくさん食べられなくて
そうやって、お母さんが工夫していたんだろうなと
今になるとわかります。
私は、そんなものを我が子に用意してやったことはありません。
一度に大量に食べられるどころか
どんだけ食べさせても満腹しない奴でしたから
むしろ、間食を控えさせて、肥満しないように注意する必要がありました。
肥満児防止プロジェクト
いくらでも食べたがる子どもだったといっても
当然、野菜をモリモリ食べたがったわけではありません。
子どもですから、甘いものをほしがるのです。
見れば、ほしがるのは当たり前なので、極力
家にお菓子やジュース類を置かないことにしていました。
とはいえ、おやつをまったく与えないのもかわいそうなので
比較的カロリーが低い、チューチューアイスは冷凍庫に常備していました。
まだしゃべれなかった2歳のとき
朝起きると、おはようも言わず(言えなかったんですが)
ドスドスと、台所に突進し
冷蔵庫を指さしながら、
ウーウー言ってそのチューチューアイスをほしがりました。
「ダメよ」と言ってもいつまでも泣きやまず
そのうち、泣き方が激しくなり
壁に自分の頭をゴンゴンたたきつけて
ウワアァゥオォォオオーッ!!!と、
大声で泣きわめくのが毎朝のお約束になりました。
頭のケガが本気で心配でしたし
これって、虐待と間違われて通報されるレベルかも?
と、怖くなったこともありますが
何よりも、どうやってもあきらめない息子との
不毛な攻防に疲れ果て
朝ご飯を食べる前なのに、
毎朝チューチューアイスを我が子に与えてしまう
投げやりな母になりました。
ずる賢い息子
制限していたことが、大きかったのでしょうけれど
幼少期、息子の甘いものへの執着はたいへんなものがありました。
息子には、2歳上のいとこがいます。
姉の娘なので、私の姪です。
息子も姪もひとりっこで
私と姉が仲良しだったので
まるで、姉弟のようにして育ちました。
その関係性の中で、息子は「半分こ」を覚えました。
なんでも、姪っ子と分け合って食べる機会が多く
姪っ子が大好きだった息子は、
食い意地を炸裂させて独り占めするという暴挙に出ることもなく
1つしかないものは、2人で仲良く分け合って食べていました。
ところがある日、私の母=息子と姪っ子の祖母が
2人に1つずつお饅頭をくれたときのことです。
「おばあちゃま、ありがとう!」と、
姪っ子がおりこうさんにお礼を言っている間に
息子が、自分のお饅頭をむぎゅうう!!と、口の中におしこむやいなや
姪っ子の前のお皿のお饅頭を指さして
「おあんずー、あんぶんおー(おまんじゅう、半分こ)」と言うではありませんか!
発作的に強烈な鉄拳制裁をしてしまい
殴るのはやめなさい!と、私が母に怒られました。
旺盛すぎた息子の食欲
食べまくる息子を育てた私には
今もその当時の後遺症が残っています。
スーパーで、冷凍食品を見ると
これじゃ足りない!と、瞬間的に思っちゃうことです。
餃子やチャーハンなどなど
食べ盛りのころの息子だったら
冗談じゃなく、最低でも5袋は必要だったでしょう。
5kgのお米が1週間経たずに消えていましたし
ハンバーグだと、1人で挽き肉800g以上をペロッと食べていて
手で丸めてフライパンで焼くなんて
悠長なことをやってられず
耐熱皿にハンバーグのタネを広げて
オーブンに放り込んで焼いてたぐらいでした。
そんな状態ですから、冷凍食品だけではなく
なんであれ市販品を買っていたら、家計が破綻します。
食材を切り刻み、こねたり煮込んだりなんだかんだして
毎食せっせと作って食べさせていました。
今、お殿様(夫)とふたり暮らしになってみると
お米は、2人でひと月5kgでも余りますので
夜中、急に不安になってガバっと起きて台所に行き
「お米あったっけ!?」と米びつをのぞきこむこともなくなりました。
あの頃の私を題材に「妖怪米びつババア」
というお話ができても不思議じゃありません。
それほど食べっぷりのよかった息子ですが
大人になった今、普通の量を食べる普通の人になりました。
そんなもんですよね。