足末(あなすえ)

  • 意味:足の先・つま先
  • 豆知識:「子孫・末裔 」という意味もあります。

小早川さんとか吉川さんという人名を見聞きすると
毛利三兄弟の末裔なんだなと思い、妙に感心してしまいます。
吉川晃司さんは、まさに毛利元就の子孫だということが
デビュー当時、話題になりましたよね。

家事分担のストレス

きのう、お殿様(夫)が壁を拭いていたことを記事にして
家事分担は、私10:お殿様0だと書きましたが
前の結婚生活は、完全共働きでしたので
家事を元夫と分担して遂行していました。
元夫の担当は、生活用品の補充(在庫確認・買い物)と
洗濯(たたむところまで)、随時発生する雑務でした。

家事分担って、言葉で表すと簡単そうですが
そうそう一筋縄に行くものではありません。
今はどうだか知りませんが、昭和の男の家事スキルの低さって
ほとんど幼児レベルで、自分のことすら自分でできないお粗末さでしたから
一から十まで何もかも教えないとできないことに
たいへんなストレスを感じたものでした。

さらに、成果を見せたがる、途中経過を見ていて欲しがるという
3歳児かよ!というリクエストが多かったことにも、うんざりしていました。
「見て見て~」「見てて~」は、子どもならかわいいんですけど
オトナの男にそんなことやられても、イラつくだけです。
「いいから一人でやれ!」と、激怒してしまうことも多々ありました。

イラつきの具体例

いろいろなことを分担していくうちに
こちらもレベルアップしていきますので
分担の仕方を工夫するようになりました。

たとえば、年賀状印刷を元夫の担当業務とし、任命したとき
「絶対に何も文句を言わないから、図柄、構図、文言すべて自分で決めて」
と、あらかじめ言い渡したこともありました。
当然「でもでもだって」と、なんだかんだ言いましたが
「とにかく、私は仕事するから、年賀状ができるまで話しかけないで!」
と、パソコンに向かって、仕事を始めたんですが
そこまで言っても、途中で「これ、どう思う?」
と、意見を求めてこられて、激怒したということがありました。

シンク下の収納部に、汚れ防止のシートを敷く業務を任命したときも
「シートが床一面を覆っていて、はみ出していなければどういう状態でもOK」
ということを、しっかり伝えておいたにもかかわらず
「これでいい?」「これでよかった?」と
何度も何度も確認を求められたこともありました。

そもそも、忙しいから家事を分担しているわけです。
お前がそれをやってる間に、私は私ですませたいことがあるんだよ!
と、なりますから、もちろん途中で激怒しました。(笑)

性差というより個体差

今、お殿様(夫)と家庭生活を共にしていて
家事を分担していないので、逆に心穏やかです。

というのは、教えたり、見守ったりする労力は置いておくとしても
家事は、その遂行方法、求める完成度は人それぞれです。

掃除ひとつとってみても、掃除機をかけただけで終わりとする人もいれば
隅々まで雑巾で拭き上げないと気が済まない人もいるでしょう。
台所の掃除ですと、シンクをどういう状態にした時点で
掃除が終わったことにするのかは、十人十色です。

私は、毎回排水溝も洗って、水滴を拭き取らないと気が済みませんが
そんなこと、まったく気にしないのが我が実母です。
そのほかにも、洗った食器を拭いてしまわず、そのまま自然乾燥させちゃったり
食事ごとに洗い物をせず、ためてから洗ったりと、
私からすると「ありえない!」のてんこ盛りになります。
実母はもちろん女性ですから、この問題は
性差というより個体差によるものといえましょう。

そして、千差万別なOK基準をすりあわせるのって
たいへんな労力がかかるわりに、
結局、OK到達点が高いほうがあきらめるしかありません。
どういうことかといえば、こういうことです。

低「これできれいだよ?」
高「まだまだでしょ?」
低「いやいや、もう十分だよ!」
高「まったく足りてないって!」
低「でも、自分は気にならないよ?」
高「もういい!私がやるから!!」

と、このようになるのが、必然なのです。
がっかりですよね。(笑)

自分で自分の首をしめずに済ませようと思うなら
人のやり方に口を出さないに限ります。

でも、それにはとても大きな忍耐力が求められ
非常なストレスを感じるのですが
分担するというのは、そこを割り切ることでもあります。
最初から、分担しなくていいと思えるなら、
そのほうが、ストレスがなく心穏やかでいられます。
(個人の感想です)

しかし性差もある

でも、私のような昭和世代に共通しているのは
男性の根底には「男は家事をやらない」という考え方があるということです。

これがありますので、たいていの男性が「家事をやってる自分はえらい!」
と、自画自賛してしまい、それが多くの女性をイラつかせます。

今も、家事や育児を「手伝う」という姿勢の夫は、批判されていますので
似たような感覚の男性は、まだまだ残っているんでしょうね。

戦前生まれの、今はなき我が父レベルになると
母が姉を地方で産み、手伝いにかけつけてくれた母の母
つまり、私の祖母に向かって
「おかあさん、これ見てください!僕が掃除したんですよ!」
と、ホコリをぬぐったブラインドを自慢げに見せたそうです。

妻の入院中に、ふと気になってハタキをかけたことを
俺、SUGEEEEEEEE!!!と、自画自賛し
妻の母にまで自慢してしまうわけですから、筋金入りです。(笑)

後に、40代となった父が、胃潰瘍を患い自宅療養していたとき
観葉植物の葉が床に落ちているのに気が付いて
「おい、葉っぱが落ちているぞ”!」と、母に言い
「だったら、拾えばいいでしょ!」と、叱られて
かなり衝撃を受けていた、ということもありました。

母にしてみたら、ずーっと家にいる父を持て余していたときの
「葉っぱが落ちてるぞ!」ですから、そりゃーカチン!と来たことでしょうし
それまで、まさしくタテのモノもヨコにしたことがなかった父にしてみたら
「自分でやれ!」と、言われたことは、さぞかしショックだったことでしょう。(笑)

そんな世代に比べれば、私世代でもまだまだマシだなと思います。
今どきの若いカップルの事情はよくわかりませんが
おそらく、性差という深く広い川は、流れているでしょうから
協調するたいへんさは、何かしらあるのでしょうね。

でもきっと、引っ越し先の新居で事前準備をしている途中
「俺はもう帰る!」と戦線離脱しちゃう、なんてことはないんじゃないかな?

そんな、まさかのやらかしをしでかしたのは、お殿様です。
(その記事はこちらです。→お殿様(夫)まさかの逃亡
このあたりの記事を読み返して、1年以上ぶりにまた本気でイラつきました。
今夜はお殿様にツンケン当たっちゃうかも。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。