辺陬(へんすう)

  • 意味:国の果て・辺境
  • 豆知識:国語辞典で辺陬を引くと、「「辺垂(へんすい)に同じ」と出ます。

「陬」には「片田舎」という意味があります。
歳をとると、田舎に移住したくなる人もいるようです。
地域に溶け込むために、かなりの労力を払うのだろうなあと思うと
私はとても、そういう気になれません。

生活音

おばあさん2人が、こんな会話をしていました。

「上の階の掃除機の音がうるさくてねえ」
「わかる、わかる。うるさいよね」
「集合住宅だから仕方ないんだけどさ」
「でも、うるさいよね」

隣近所の生活音は、トラブルの元になりがちですから
「うるさい」と愚痴を言いたくなるのもわかりますが
場所がジムのお風呂で、ただでさえ音が響くところにもってきて
2人とも、かなりの大声で話してましたから
「あなたたちの話し声もうるさいよっ!」
と、どやしつけたくなりました。

自分が出す騒音には無頓着。
よくある話だろうな、と思います。

わりと鈍感

お風呂場での話し声には、しょっちゅうイライラしていますが
(その話はこちらからどうぞ。→純日本製が誇らしい
隣近所から出る生活音は、ほとんど気になりません。

昔ですが、アパートの1階に住んでいたとき
2階をどこかの会社が独身寮として借り上げていたようで
2~3人の若い男性が同居していました。

昼間は出勤していますので、シーンとしていました。
夜になると、洗濯機を回す音や、掃除機をかける音など
生活音が一気に炸裂していましたが
うるさいなと、思うこともなく暮らしていました。

わりと夜中になるまで聞こえていたんですけど
寝つきがむちゃくちゃいいので、多少うるさくても
気にせず爆睡できていまして、無問題でした。

イラついた騒音

そんな私ですが、以前住んでいた治安の悪い街では
(治安の悪い街の話はこちらからどうぞ→治安が悪い街に住んでいます
ご近所さんの騒音に、かなりイラつきました。

それは、すべて外国人の家から出る音でした。
たとえば、向かいにあったワンルームマンションに
外国人の女性が住んでいたんですが
この人が、お風呂でやたらに大きな声で歌うんですよ。
本人は気持ちよさそうでしたけど
聞かされるほうは、かなり拷問に近い騒音で
これが、夕方4時ごろから始まり、30分ぐらい続くのが毎日でした。
最初はガマンしてましたが、あまりにうるさいので、
物件の管理会社に苦情電話を入れまして
その後は静かになりました。

通話も

その向かいのワンルームマンションに
若い男性が住んでいたんですが
この男性が、なぜか外に出て電話で話すんですよね。

そもそも外国人って、声が大きいんですよ。
(その話はこちらからどうぞ。→外国人が多い街に住んでいました
日本人が特別静かな民族らしいので
むしろ、我々が珍しいんでしょうけど
日本で暮らす日本人としては
大きな声で話されると、ビクっ!とします。

その男性も、大きな声で話していましたので
うるさいなー!と、思いつつも
なぜ、わざわざ外で?と謎にも思っていたんですが
私が住んでいたアパートの隣室に
やはり外国人が入居して、謎が解けました。

女性2人で住むと聞いていたんですが
どう考えても、10人ぐらいの人が出入りしてるんですよね。
2DKにどうやって10人以上で暮らしてるんだろう?
と不思議に思っていましたが
電話をするとき、外に出てくる人が続出し
そうか!室内がうるさいから外で話すんだ!
と、やっとわかり、向かいの男性の部屋にもきっと
大勢の人が住んでいてうるさいんだな、と察しました。

いつの間にか住人が増殖するなんてことがあるとは
想像の範疇を超えていましたので
気づくまでに、かなりの月日を擁しました。

かわいい音

なんで、わざわざ外で?といえば
住んでいるマンション内に小さな空き地のようなスペースがあり
そこに、ブロックの低い囲いがあります。
そこで毎日、小学生の男の子たちが宿題を広げて
ワイワイ言いながら、勉強をしています。

なんでわざわざ外で?
と、思うのは大人だけなんでしょうね。
外ですれば、宿題も楽しくなるのが子どもというもの。
この子どもたちの話し声や笑い声は、とてもかわいらしく
うるさいなどとは、まったく思いません。

でも、公園のそばに住んでいる人が
子どもの声がうるさいと苦情を申し立てるケースは、ままあります。
子どもの声が聞こえない町は、寂しいだろうと思いますが
そう思わない人も、いるということですよね。

騒音問題は、主観に左右されるところが大きいので
解決が難しい問題なのでしょう。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。