樹木希林さんが、生前に内田裕也さんと離婚しない理由について
相手を何度取り替えても、自分が変わらなければ何も解決しない。
というようなことを語っていたそうです。
(樹木希林さんはバツイチで内田裕也さんとは再婚)

なるほどね、と思います。
夫に限らず他人を変えるのは、とても難しく
ほとんど無理といえるでしょう。

だから、相手に何かを改めてもらうより
自分が変わることがだいじである、ということのようです。

しかし、確か内田裕也さんが離婚したがっていて
樹木希林さんが拒否していたんじゃありませんでした?
自分が別れたいと思ったときには、なるほどですが
相手から別れたいと言われた場合は、ちょっとちがうように感じます。

それはともかく、最近よく思うのは
何度結婚したとて、100%満足いく夫婦生活など
きっとどこにもないのだろう、ということです。

私はお殿様(夫)とは、再婚ですが
今の暮らしに全方向的に満足しているか、といえばそうじゃありません。
大きな不満は、お殿様が私の言うことを常に華麗にスルーすることです。

夫婦でがんという大病を患っています。
ここでは、私のほうが5年先輩になりますので
知っていることも経験したことも多いのですから
経験を踏まえたアドバイスに、少しは耳を傾けてほしいのですが
何を言っても、私の勧めはことごとくスルーされます。

月曜日に退院してきましたが、あいかわらず寝たきりです。
食事のときだけ呼ぶと出てきて食べて、またすぐ寝る。
そんな様子を見ていると、心配を通り越して
だんだん腹が立ってきます。

そして、私がまたつらい治療を再開して、ヨレヨレになったとき
今、私がしているようなことを今度は私にやってくれるの?とか
私は、しんどかったときでも寝込んだりせず家事をやってたのに!とか
あれこれ考えて、イライラしてきてしまいます。

こういう場合、私が変わらないとダメなんですかね?
私が変わったら、お殿様はうれしいでしょうけど
ひたすら自堕落な病人になるだけだと思うんですが。

他人を変えるのは難しい。
これは、結婚生活だけでなく、様々な場面で十分感じています。
結婚生活では、より強く「相手を変えたい」と思ってしまうから
ぶつかりあってしまうものなのだろうな、と感じます。

教会で結婚式を挙げると、相手を愛し続ける誓いの言葉として
「健やかなときも病めるときも」というものがありますが
これが全然守れそうにありません。

お殿様と結婚式は挙げてませんから、そんなこと誓ってません。
だから、問題ありませんけどね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。