お殿様(夫)の具体的な病状がわかりましたので
どのような治療を受けるかを決めなければいけません。

まだ食道がんと咽頭がんを併発していますので
耳鼻咽喉科の医師の所見を聞いてからになりますが
受ける治療は2択です。

  • 抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術
  • 手術はせず、抗がん剤と放射線での治療(化学放射線療法)

どちらのがんも、ステージの標準治療として手術がありますが
化学放射線療法も、標準治療として扱われる治療です。

標準治療とは、AIによると

臨床試験などの結果に基づいて、その効果と安全性が科学的に裏付けられ、医療専門家によって最良と認められた治療法のことです。現在利用できる中で最も推奨される治療法であり、保険適用されることが一般的です。

というものです。

いずれもメリットデメリットがありますが
再発率は、手術のほうが若干低いようです。

しかし、体力の損なわれ方や、生活の質の下がり方は
どう考えても手術のほうが大きそうです。

咽頭がんの手術は咽喉全摘ですから
声が出せなくなり、口と鼻での呼吸もできなくなります。
呼吸ができなくなると、激しい運動はできなくなり
匂いがわからなくなるため
食べる楽しみも損なわれます。
また、永久気管孔という呼吸をするための穴を首にあけますが
ここの管理はかなりの繊細さが求められ
お風呂に入ることにも注意が必要になってきます。

化学放射線療法には、副作用や後遺症のデメリットがありますし
抗がん剤に関しては、効く、効かないのリスクもあります。

私だったら、ですが、手術は選びません。
多少、再発率が高くなり
治療効果が思うように出ない可能性があったとしても
治療後の生活の質をだいじにしたいからです。

がんの治療をしていて、何度も思ったのが
私は治療のために生きているわけではなく
生きるために治療を受けているのだから
がんや治療に振り回されたくない、ということです。

お殿様(夫)が決めることですから口出しはできませんが
聞かれたので、自分なら化学放射線療法一択と答えました。

当のお殿様は、医師の説明中に
「手術はしたくないです」と言ってました。
その気持ちがこのまま続けば、化学放射線療法を受けることになるでしょう。

でもまだ、専門医の意見を聞いていませんので
決めるのは、それからです。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。