かつて、抗がん剤の副作用で体毛がすべて抜けたとき
鼻毛とまつ毛のありがたみを痛感した。
という記事を以前に書きました。
(その記事はこちらです。→抗がん剤による脱毛の真の苦しみ)
入ってくる微細なゴミのせいなのか、涙と鼻水が止まらなくなり、
目薬とタオルが手放せなくなりました。
(鼻水は、ティッシュなんぞでは追い付かないレベル)
お殿様(夫)の脱毛は、そこまでのレベルではなく
髪の毛も落ち武者風に残っているというか
もともと薄いせいか、あまり違いがわかりません。
(と言ったら傷つくでしょうから、言ってませんよ)
しかし、私も脱毛レベルが低い抗がん剤に変えたあとも
延々と、冬場は鼻血に悩まされていました。
乾燥する季節は、粘膜が傷つきやすいようで
抗がん剤が休薬となったあとの去年の冬、
やっと鼻血が出ない冬を過ごすことができました。
今、お殿様も鼻血が出ています。
抗がん剤治療中は、血管が弱っているので
脱毛とのダブルパンチです。
「抗がん剤治療中に同じような症状があったか」と聞かれ
淡々と「あったよ」と答え、理由と対処法を教え
親切にもふわふわのタオルを出してきてあげました。
(ティッシュがもったいない、というのもありますし
タオルのほうが肌への刺激が少なくて快適でもあります)
やはり、案の定、そうでしょうよ、という話ですが
何年もの冬のあいだ、私が鼻血に悩まされていた姿は
まるっきり目に入っていなかったようですね。
何回かは、事情を説明した記憶もあるんですけど
記憶のはしっこにも残っていないようです。
がっかりする、というわけではありませんが
いまさらながら、あんなこと、こんなこと
治療中にたいへんだ、つらいと思ったことを
ほとんど口に出さずに過ごしたのが正解だったのかどうか
正直、わからなくなってきました。
いまさら、なことですし
今は、お殿様のほうが本当にたいへんなので
そんなこと、どうでもいい話なんですけどね。