病気をすると、お金がかかります。
風邪など、町医者ですむ病気ではない
いわゆる大病と言われるものは
がんしか知りませんが、治療費はもちろん
通院費用、療養中に必要となる物品など
支出は、患者の大きな負担です。

お殿様は、保険に入っているので
入院日数に応じて給付金が出ます。
保険は、都内に住んでいたころに加入した「都民共済」で
県民共済も同じだと思うのですが
65歳からは、掛け金も安くなるかわりに給付金も安くなります。

お殿様は、ただいま64歳。
なんと!ぎりぎりのところで
これまで払ってきた掛け金を
多少なりとも回収できることになりました。

まさに不幸中の幸い、運がよかったね!
と、喜んでいますが、医療費のほかに
差額ベッド代や、タオルやパジャマ
冷蔵庫とテレビのレンタル料金などがありますので
どう考えても、赤字になるのは間違いありません。

こういうとき、頼りになるのは貯金です。
我が父が、がんで入院したとき
貯金もなければ保険にも入っておらず
支払いに困って、結局私が貸しました。
そして、それは回収できないまま今にいたります。

お殿様は、そんなだらしない人ではありません。
どっさりとはいかずとも、急な入院に対応できる程度の
貯金は、しっかり持っていますので、安心です。

少しよくなってきたせいか、
今後もお金がかかることを、憂い始めていますが
治療費が捻出できず、治療を断念する人もいます。
治療を受けられるだけの蓄えがあることは
とても幸せなことですし
貯金は、今使わないで、いつ使うのかとも言えます。

私の治療費も、年間にすればかなりの額になっています。
常々、命の値段だなあと、思っていましたが
なんだかんだ、お金は本当にだいじですね。

お殿様の年金受給開始まで、あと数か月。
こちらも、ぎりぎりセーフというときでした。
仕事をやめて、年金が出るまでかなりの期間があく
という状態になれば、不安は大きかったはずです。

ぜいたくはできませんが
つつましく暮らしていけば
治療を受けつつ、夫婦ふたりで生きていけることが
とてもありがたいことだと感じます。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。