きのうの午前中、ジムに行って帰って来て
たいてい返事はありませんが、一応
お殿様(夫)の部屋に行き

ただいま

と、声をかけたら

何やら口をぱくぱく動かしています。
話したいことがあるものの
喉が痛くて声が出ない、というアピールです。
お義兄さんやお義母さんと電話で話していましたから

声出るだろう!

と、思いつつも、声をだすには
かなりの忍耐と努力が必要なのだろう
ということで、近づいてみたら

あたたかいそうめんある?

あたたかいそうめんがあるか?

ないよ!

日本語の使い方が絶対的に間違ってます。
意訳するならば

にゅうめんを作ってください

となりますが
そんな言い方ができる人じゃありません。

いちいち突っかかるのもバカバカしいので
にゅうめんを作って、食卓に出してお殿様を呼びました。

いそいそと出てきたお殿様ですが
ひとくち食べて、大いに顔をしかめていました。

まだ痛いようですね。
当たり前です。
医者から、今月いっぱいは胃ろうで
と言われてるわけですから。

しかし、そういうことを事前に言っても無駄です。

痛いなら、固形物はやめたほうがいいんじゃない?
炎症への刺激が強すぎて、悪化しちゃうかもしれないし。

と、つらそうに食べているお殿様に、声を掛けておきましたが
当たり前ですが、スルーです。

その後、半分以上が残ったお椀を
物も言わずにこっちに寄せてきました。

もう食べられない

ということなんでしょう。

この、作らせておいて食べ残す、というのは
お殿様が病気になったときの定番スタイルですし
今回、のどの炎症が進行しつつあったときにも出ました。

毎回思うことは

残してごめんね

とかなんとか、せっかく作ってもらったのに
全部食べられなくて申し訳ない
という意を表明することはできんのか!?
と、いうことですが、そんなこと
できるわけないことは、百も承知です。

いちいちイライラしても、私の寿命と美容に悪影響です。
淡々と後片付けをしました。

片付けつつ、今後はこういうことが増えるだろうと予測し
若干うんざりしつつも、食べようという意欲があるのは
まあ、よきことであると思うことにしました。
回復したいと思ってる証拠ですからね。

しかし!もしも私が再発するなどして体調を崩したとき
今私がしているようなケアをお殿様には一切期待できません。

やはり、体を鍛えて体力を蓄えておかねば
と、強く思ったのでありました。

病気になったとき、女は圧倒的に不利ですねえ。
もっと下の世代になればちがうのでしょうけど
昭和世代の男は、看護面ではまったく戦力になりません。
経済的に支えてくれる(くれてきた)わけですから
これもまた、もちつもたれつです。
仕方ないと、割り切るしかありません。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。