がんの治療が始まって以来
終始一貫「かわいそうな俺様」でいるお殿様(夫)。
労わられ、だいじにされ、やさしくされるのが当然だ
と、思っているのがよーくわかります。
もともと、このブログで「お殿様」としているぐらいですから
それなりに敬ってだいじにしてきましたよ。
(そうしないと、あとがめんどくさい)
ですが、がん患者という立場は私も同じ
もっといえば、私のほうが先輩であるし
ステージだって、お殿様は3で私は4ですから
いたわられ、やさしくされるのは、むしろ私では?
と、思いたくもなりますよねえ。
しかし、そんなことでマウントを取るのは
人としていかがなものか、と思いますので
適度にいたわり、やさしくしているつもりです。
(たぶん、全然足りてない!と思ってるでしょうけど)
そんなお殿様は
少しよくなってきたみたいだね
というような、回復の兆しを言い当てると嫌がります。
痰が減ってきてよかったね
顔色が少しよくなってきたよ
こういう言葉をかけても、返事はありません。
病身が回復に向かっているわけですから
喜ぶべきことのはずですが
労わられ、やさしく、だいじにされたい身です。
いや、まだまだ悪い!
と、主張したいところだけれど、
言われていることは事実なだけに否定も難しい
ということなんでしょう。
さらに、少し回復してきたなら
少し体を動かしたら?
と、言われるのは、なんとしても避けたい
という気もありそうです。
だるいでしょうからね。
気持ちは、わかります。
しかし、あきれちゃうのは
脱毛が少しとまってきたね
こんな言葉かけも、スルーしてくることです。
痛くもかゆくもない脱毛ですから
抜け続けようが、止まろうが、どうでもよいことなのに
それも「ひどい症状」の1つにカウントしてるようですね。
脱毛が減って助かるのは、掃除をしてる私ですから
自分自身に「よかったね」と言うしかありませんねえ。
しょうがない人だなあ、と思いますが。
病院に行って看護師さんたちにやさしくされると
私とて、たいへん良い気分になりますので
病人というのは、そういうものであろうと
生温い目で見守るべく、努力しています。