椣(しで)

  • 意味:カバノキ科の落葉高木の総称
  • 豆知識:サワシバ、アカシデ、イヌシデ、クマシデなどがあるそうです。

サワシバ、アカシデ、イヌシデ、クマシデのどれも知りません。(笑)
画像を検索すると、いろいろ出てくるんですが、下の画像はクマシデの果穂で
果穂=種子を抱いた果苞(葉が変形したもの)が房状になったもの)だそうです。

調べるほどに、わからない言葉が出て、また調べるという
調べ作業あるあるなケースでした。

数学の女王

苦手なジャンルな話?というような小説を果敢に読んでみました。
伏尾美紀さん著「数学の女王」です。

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「私には、研究が全てだった」
人生を奪われた天才は、あらゆるものを憎み、最も残酷な復讐を企てた。
第67回江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』のシリーズ2作目!

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強くてかっこいいのに等身大、警察小説の新ヒロインふたたび。

博士号を持つ異色のノンキャリ警察官・沢村依理子は、道警本部の警務部に異動となる。
とある出来事で監察官室に目をつけられている沢村は、これは報復人事ではないかと疑う。
そんな中、新札幌に新設されたばかりの北日本科学大学で爆破事件が発生。
これを機に沢村は突然捜査一課に異動となるが、ただし警務部付ーー果たしてこの人事の意味とは。

一方、爆破事件はいつまで経っても進展がない。まさか北海道でテロ事件が起こったのか。
公安との駆け引きの中で進めていく捜査、しかも沢村は突然班長を任されることに。
新天地でまだぎこちない沢村は、新参者の班長に対して心中複雑な班員たちをどうまとめていくのか。
なかなか実態がつかめない爆破事件の犯人の目的ーーそれは、女性研究者として博士課程まで進み、アカハラによって恋人を亡くすという経験をした沢村だからこそたどり着けるものだった。

amazon商品説明より

私にとって数学は数が苦ですので、タイトルにビビりましたが、
数学の知識がなくとも、まったく問題なく読めました。(笑)
犯人とその動機になるほど!でした。
なるほど!と、納得できるオチの推理小説は
読んでよかったと思えます。

ひねりすぎて、いや、フツーそこまでしないでしょ?とか
極端すぎだよ(笑)となるような展開の作品は
途中までが、どんだけおもしろくても
イマイチだったなという感想が残ります。

フィクションの世界を楽しんでいるのですが
リアリティって、やはりだいじですよね。

女性刑事

この作者さんの前作は、デビュー作で、江戸川乱歩賞受賞作です。
そちらを読んで、主人公の女性刑事に好感をもったため
続編となる今作も読んでみました。

シリーズの主人公である女性刑事は、非常に冷静な人に描かれていて
弁舌鮮やかに男性陣を言い負かしたり、自信がなさすぎるドジっ子だったり
野心に満ち溢れるあまり、スタンドプレーに走りがちだったりといった
ミステリー小説に登場しがちな女性刑事ではないところに好感が持てました。

著者が女性だから、というのが大きそうですね。
男性が女性を描くと、往々にして
「こんな女、いねーよw」という人物像になりがちです。

きっと、逆もしかりで、女性が男性を描くと
男性諸氏からは「こんな男・・w」と、思われるケースも多々あるのでしょう。

少女漫画の男性キャラ、少年漫画の女性キャラはその最たるもので
非常にわかりやすい、ジェンダーギャップを感じるのであります。(笑)

江戸川乱歩賞

ところで、江戸川乱歩賞ですが
その受賞作は、たいていわりとおもしろいことが多いのですが
推理小説作家の登竜門とされていて
作家さんのデビュー作になることが、ほとんどのせいか
受賞作は、読みにくく感じることが多々あります。

時系列が、わかりにくかったり
登場人物が多すぎて、覚えられなかったり
読みにくさはいろいろなんですが
受賞後の作品の多くは、編集者の手が入るせいか
整理整頓されてすっきりしたものになっているように感じます。

受賞作も出版前に、ちょっと直してくれたらよかったのな
と、思うこともしばしばですから
編集者の働きというのは、あなどれないものがあるのでしょう。

売れっ子作家

全盛期は、モーレツにおもしろかったのに
だんだん、何を言いたいんだかわからない??
その分野って、著者以外の大多数の人は興味ないのでは?
というような、狭い境地に入って行く作家さんって多いと感じています。

売れっ子になると、「書いていただく」状態になるため
出版社の編集者さんたちが、アドバイスしづらくなっていき
作家さんが好きなことを、好きなように書いていくようになり
ちっともおもしろくない作品が仕上がる、という構図かな?
と、常々推察しています。

大作家になっても、変わらずおもしろいものを書き続ける方もいらっしゃいますが
そうではない人も多く、だんだんつまらなくなっていく作品に
がっかりしたことは、数知れずです。

えらそうなことを言うなら、お前が書いてみろ!
と、言われそうですが。(笑)

編集者

余談ですが、編集者さんの力というのは
当然、マンガでも発揮されているようで
編集者さんのアドバイスがあって、生み出された名作が
たくさんあるようです。

こういう裏話を知ると、そちらの設定での作品も読んでみたかった!
と、思っちゃいます。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。