舳倉島(へくらじま)

  • 意味:能登半島の北の島。石川県輪島市に属する
  • 豆知識:1万6千年前まで能登半島と陸続きだったそうです。

難しい地名シリーズです。
地震被害にあわれた方に、お見舞い申し上げます。

以前の街を振り返る

私とお殿様(夫)は、かなり特殊な地区で9年間を過ごしました。
詳しくはこちらをどうぞ「治安が悪い街に住んでいます

以前住んでいた街=巨大ターミナル駅が徒歩圏で
住宅街というより、繁華街でした。
子どもがいませんから、ちょっと入った路地に
ラブホテルや風俗店があっても
特に問題を感じず、利便性を優先して住んでいました。

そういう街には、ありがちなことだと思うのですが
飲食店やコンビニ、ドラッグストアなどの従業員の
外国人率が高かった、というか
日本人の店員さんは、珍しかったように思います。

そういう街なので、コンビニのレジで
外国人の店員さんとやはり外国人のお客さんが
互いの国の言語でクレームをつけ合っているのを
目撃することも珍しくありませんでした。

日本人だと、わりとガマン強いというか
衆人環視の中で言い合いをするのって
ちょっと恥ずかしいというような感覚があると思うのですが
一部の外国人の方々は、権利の主張をはっきりするので
自分に非がないことを言い合うことが多いようでした。

と、思っていたんですけど
彼ら、彼女らは、別に言い合ってるわけじゃないんだと
あの街に長く住むうちにわかるようになりました。
単純に、声が大きいんですよね。

自分が客として外国人の方に接客されるうちに
だんだん慣れてきた実例を挙げてみます。

例1 ラーメン屋さんにて

メニューを見ながら「とんこつ1つお願いします」と注文したら
店員さんから「麺は?」と聞かれました。
麺の何がどうしたのかと、「え?」と聞き直すと
メニューを指でかなり強くトントン!!と、さしながら
「ここに書いてあるよ!!」と言われ、見てみると
麺の硬さが選べることが記載されていました。

この接客に、驚いたりムッとしたりしていては
あの街では暮らしていけませんでした。
この店員さんは、
単純に日本語に慣れていなかったのかもしれませんし
慣れていたとしても、彼のお国では
この態度が、通常の接客だったのかもしれません。

例2 生鮮食料品店にて

ほぼ毎日行く近所の店でしたが
レジで「879円です」と言われて財布を見たら
細かいお金がなかったので、1万円札を出したら
「おつりないよ!」と、支払い拒否されたことがあります。

おつりぐらい用意しとけよ!と思うんですけど
その店では、客が怒られました。

また、いついかなるときでもなのですが、
893円のとき、900円を出すと「3円ないか?」
600円のとき1000円を出すと「100円ないか?」
おつりで渡す小銭が少なくすむように、工夫した支払いを促されました。

いや、あたしは毎日買い物に来てる客なんだからさ
工夫して払えるときは、そうしてるって覚えてよ!と思っていました。

常連客だと認識はしてくれていたようなんですが
工夫した支払いが不可能なときは
毎回必ず叱られてるような気持ちになりました。

例3 ドラッグストアにて

買いたい商品がどこに陳列されているかわからなかったので
店員さんに、尋ねてみたところ
自分の名札を指さしながら
「ニホンゴ、ワカラナイ!」と言われてしまったことがあります。

聞いたこっちが悪いのか?という剣幕に思えたんですけど
別に、怒ってるわけではなかったようです。

単に声が大きいと、前述しましたが
加えて、むやみに笑顔を見せないんですよね。

接客は笑顔で、という固定観念があるせいか
笑顔じゃない店員さんは、不機嫌なのか?と勘ぐってしまい
なんで客の私が叱られなくちゃいけないの?と、思ったり
やだ、この人たち、こんなところで大喧嘩してるわっ!!
と、驚いたりしてたんですね。

ですから、ぶっきらぼうな対応をされても
お国では、客に敬語を使う習慣がないんだな、
不機嫌そうな顔を見ても、
お愛想で笑う文化がないんだな、
そう思えるようになれば、びっくりもしませんし
腹も立たなくなりました。

それが分かったあとも
彼ら、彼女らの声の大きさには、最後まで慣れませんでしたね~。

皆さん、日本人よりずーっと高い頻度で
歩きながらスマホで通話してるんですよね。

その声が、大きいのなんのって。

和やかな会話ばかりではなく
事務的な会話もあるようです。
そういう会話が、どうしても怒鳴ってるように聞こえちゃって
そばを通るとき、ビクっ!!!としちゃいました。

あの街を引っ越した今、改めて振り返ると
それなりに順応していったとはいえ
やはり、繁華街じゃなくて普通の住宅地って住みやすいなあと
しみじみ感じてしまいますw

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。