亡くなった父がそうでしたし
巷でもよく聞く話として、
入院中の患者がよく言うこととして

家に帰りたい

と、いうものがあります。

7月から、計3回の入院をしたお殿様(夫)も
何度も「早く家に帰りたい」と、言ってました。


私は逆に2週間ぐらい入院したいと、よく思います。
どこかが悪いわけではありませんが
まさに3食昼寝付きで、ダラダラできるわけですから
素晴らしい環境ではありませんか。

痛くも苦しくもないから、そう思うのでは?
と、言われそうですが、そんなことはありません。

肩の骨折で入院したときに、
ものすごーーーく、痛かったけど、
「早く退院したい」とは、まったく思いませんでした。
あいにく、2~3日で退院させられてしまいましたけど。

思うに、入院中「家に帰りたい」と切望するのは
おそらく、男性がほとんどなんじゃないでしょうか。

病院では看護師さんが、あれこれ世話をしてくれるとはいえ
なんだかんだといちいち頼まないといけません。
家なら、妻が言わずともあれこれしてくれますし
文句があれば、そのまま言えばいいし。
(看護師さんには、ストレートな文句は言いにくいはずですが
そうでもない人もいるでしょうね)

転じてたいていの女性の場合は、家に帰ったら
苦痛がある中、シーツ交換やゴミ箱掃除など、
寝床まわりのケアをぜーんぶ自分ですることになります。

そこに、漏れなくルーティンの家事
もちろん、夫の世話までついてくるわけです。
そんな家に帰りたいなど、思うわけがありません。

しかし、家に戻ってまず目にするのは
汚れまくった家の惨状でしょうし。
流しや洗面所にたまった汚れ物や
トイレやお風呂など水回りの荒廃ぶりは
想像するだに恐ろしい。

そこに気づいてしまえば、
少しでも被害を小さくとどめるために
早く家に帰りたい、と思うかもしれません。

なんにせよ、女性というより主婦は
おちおち病気にもなれませんよね。

抗がん剤治療でつらかったときも
家事は、全部やっていました。
何も知らず、しなければいけないからしていただけですが
結果的に、体を動かしていたことが良循環を生んでいます。

主婦は、だるいとか、しんどいとか思いながらも
今日は洗濯物を外に干せるかしら?とか
そうだ、卵の安売りの日だからあのスーパーに行かなきゃとか
雑多なことをあれこれ考えてしまいますから
苦痛にばかり目を向けているわけにもいかず
そこもまた、良循環を生むのでしょう。

なんだか割に合わないような気もしますが
だから、女性のほうが統計的に長生きなのかもしれません。


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。