お殿様(夫)が退院前の診察時、主治医に
「がん治療とバイパス手術のどちらが優先順位が高いのか」
と尋ねたら、「手術」という答えが返ってきたそうです。
きのうの記事で触れましたが、主治医は優しすぎるのか
はっきりとした見解を示してくれません。
- やろうと思えば今すぐ抗がん剤治療ができるけれど慎重に経過を見て
- しかしがんが悪くなればそうもいかない
という2つの見解を出していますが、手術が先ということは、やはり
「がん消失時に食道の穴が大きくなるリスクがある」
という予測に基づき、「がん治療はしない」つもりなのでしょう。
いろいろ調べていたとき、AIが教えてくれましたが、
こういう手術を「姑息手術」というそうです。
<姑息手術>
病気の根本的な治療(根治)ではなく、症状の緩和、QOL(生活の質)向上、または将来的な根治手術の準備として、一時的に病状を安定させる手術
「姑息」は、「卑怯・ずるい」という意味で使われがちですが
実は「一時のまにあわせ・その場のがれ」が正しい語意ですから
なるほど、という医学用語です。
「根治はほぼ無理だから、生活の質向上が先」
というのが、主治医の見解なのだろう
と、推察するしかありませんが
それなりの覚悟は、お殿様も私もできています。
このまま口から食べたり飲んだりできないまま
ずっと療養を続けるのは、どう考えてもQOLが下がりすぎです。
「内科医として勧められない」と、主治医が言う通り
外科手術のリスクが大きなことは、わかっていますが
可能なら、お殿様の希望通りバイパス手術をしてもらおう
ということになりました。
まずは外科医の話を聞くところからですが
あいにく、指定された日時が私の通院とばっちりかぶってしまいました。
お殿様としては、早く話が聞きたい、ということで
ひとりで聞いてくることになりました。
これまで、「こういう方法もありますよ」という程度の説明で
「手術をすることになった」と言ってみたり
入院中にも「3月に手術をする」と言ったり
自分の希望を決定事項かのように報告されてきましたので
今回は、正確に伝えるように強く言っておきました。
どうなることでしょうか。
体力が落ちていますので、術後に肺炎になったら
命取りになりそうで不安ですが
このままでは、あまりにもかわいそうです。
私の中では行ったり来たりですが
これは患者本人が決めることですから
決定事項に従っていくしかないと思っています。