緇衣(しい)

  • 意味:黒い衣・墨染めの衣・転じて、僧
  • 豆知識:「緇」=「黒・黒く染める」などの意味を持つ漢字です。

僧侶に会うときといえば、お葬式や法事でしたが
コロナ禍以降、直葬、家族葬が増えたせいか
まったく参列していません。
この風潮は、もとに戻ってもらいたくありませんね。

法事といえば

お殿様(夫)の実家で、位牌問題が勃発しているそうです。
「問題」などと書くと、大きな騒動のようですが
位牌をどうするか?について
家族の意見が合わないようです。

息子たちに引き継いでもらいたい姑に対して
引継ぎたくない息子たちという構図だそうですが
結論は、まだ出ていないとか。

その話し合いには、私は参加していませんので
お殿様から話を聞かされただけですが
仏事方面の常識が、まったくありませんので
聞かれても、「さあ???」としか答えられません。

聞かれたこと

お殿様は、位牌を処分する方法が知りたかったようです。
そんなこと、私だって知りませんが
なんとなく、一般常識から考えて
たぶん、お寺に供養してもらうのでは?
人形だとか、針だとか、捨てるのではなく
お寺とか神社で燃やしてもらって、供養してるよね?

と、思って調べてみたら
あれは、燃やしているのではなく
「お炊き上げ」だと、知りました。(恥)

位牌も、同様にお炊き上げをしてもらうのが普通のようです。
お値段は、位牌の大きさにもよるようですが
2万円もあれば、処分できることがわかりました。

位牌

しかし!「魂抜き」がすんでいる位牌は
お炊き上げをせずに、処分して大丈夫なんだそうです。

魂抜き??
そりゃ、なんじゃ???と、これも調べてみたら
前提として、位牌は、読経によって魂を宿らせていたそうです。
(常識ですか??ぜんぜん知りませんでしたよ??)
それに再度読経して、魂を抜く儀式が「魂抜き」なんだとか。

読経が必要なら、お寺にいかないとダメですね。
そういうことを気にする人は、
踏むべきステップがあるようです。

気にしない

私は、そういうことをまったく気にしません。

魂抜きをしないと、たたられるとか、バチがあたるとか
まったく考えませんので、言ってみました。

決まらないようだったら、持って帰ってきていいよ。
しばらく私が預かって、あなたが忘れたころ捨てるから。

捨てるって?どこに?

ゴミ置き場だよ。

位牌を引き継いだところで、どうせ拝んだりしませんから
そのうち、忘れられた存在になるにきまってます。
知らないうちに、なくなっていたとなれば
あんまり、気にならないものじゃないかなあ?

念のため調べてみましたが、位牌は普通ゴミに出しでよいそうです。

最初は驚いていたお殿様も、
それでいいかなあ・・・という気になりかけていましたが
その後、供養してもらう費用が、たいしてかからないことがわかったので

まだ、しばらくこのままでいいよ。

と、問題を先送りしてました。

めんどくさい気持ちは、わかりますし
立場が変われば、私も「まだいいか」
と、思っちゃうでしょう。(笑)

遺骨

位牌は、ポイっと捨ててしまっても、
気がとがめるかどうか以外に問題はありませんが
遺骨は、ゴミとして捨てると違法になります。

電車の中に遺骨を忘れる人が多いそうです。
引き取りに来ないお骨の持ち主は
わざと網棚に置いて、そのまま降りちゃったんでしょうね。

電車だけでなく、スーパーのトイレでも
遺骨の落とし物が見つかったことがあるそうです。

そのような「遺失物」は、警察に届けられ
事件性がないと判断されたら、3か月間保存されます。
引き取り手が現れなかったときは
合同埋葬施設に葬られるそうです。

墓地

遺骨を捨ててはいけないことは、だいぶ前から知っていました。
そのときから、ずーっと思っているんですが
捨てちゃいけないのなら、国営の共同墓地が必要ですよね。
誰でもそこに無料で埋葬できる場所を
国に用意してもらえたら、多くの人が大喜びするはずです。

ごたいそうな葬式なんて、してくれなくていい。
骨は、海にまいてくれればいいから。

というようなことを言う人が、いますが
これ、言われたほうは、大迷惑ですよ。

海であろうが、どこであろうが
散骨には、まず粉骨というステップが必要です。
人骨とわからなくなるほど、細かく砕かないといけません。

さらに、海なり山なり、野原なり
誰にも迷惑にならなさそうな、
へんぴなところまで行かないといけませんし
海で沖まで出ようと思ったら、舟にも乗らないといけません。

そんなテマヒマかかる埋葬を望まず
自分の墓は自分で用意しとけよ!

と、思っちゃうんですが
同じ考えの人、きっとほかにもいますよね?(笑)

なんにせよ、死に支度含めた終活は
遺される家族に絶対に必要なことですから
私は、ぬかりなく準備していこうと思っています。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。