お殿様(夫)が食道がんだとわかったとき
大きなショックはありませんでした。

自分自身が乳がん患者として5年近くを過ごしていて
がんについての知識がそれなりにあったため
治療しているあいだは、心配せずに治療に専念すれば良い
と、考えていましたし、自分は今もそう思っています。

今日から3月ですが、食道がんだとわかったのが5月の末でした。
わずか9か月で治療ができない状態になるとは
まさか、考えてもみませんでした。

予後の悪いがんであることは、調べてわかりましたが
それでも、治療の成果がきっと出る
その後、再発、転移をくり返すことになるだろうけど
治療を受けていけば良いだけで、
医師から「できることがない」と言われるときがきたら
そのとき、次善策を考えようと思っていましたが
あっという間に「そのとき」に突入していました。

突入していると割り切るまで、時間がかかりました。
主治医が明言しないタイプなので、推察するしかない
ということもありますが、まだ何とかなるのでは
と、考えてしまっていました。

でも、現実問題として、がんの治療はストップしていますし
患者が望むQOL改善の治療が優先されています。

呼吸器内科医から説明を受けたとき

病気を治す手術じゃありません。
普通じゃない、とっても変な医療なので
リスクとともにその点も理解したうえで
それでも受けたいというのなら、協力を惜しまない

と、わかりやすい説明を受けました。

リスクを承知で手術をするのが普通ではなく
あきらめるのが普通です

とも言われました。

そんな2択を迫られる日が、こんなに早くくるとは
まさか、思ってもみませんでした。

自分のときは、以前も今も思ったことがありませんが
がんは怖い病気だと、つくづく感じています。

世界中の超絶優秀で頭の良い人たちが日々研究をしているはずなのに
進行がんにおいては、いまだ完全に治す手立てが見つからない病気ですから
当たりまえのことでしたね。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳の専業主婦、4歳年上の夫と2人暮らしです。夫はステージ3の食道&下咽頭がん、私はステージ4の乳がんを罹患しています。夫婦でがん患者となりましたが、前向きに暮らしています。主に、夫のがん治療についての記録になりますが、日々起こるあれこれも綴っていきます。