独鈷(どっこ)

  • 意味:密教で用いる法具
  • 豆知識:両端がとがり、中央に2か所、節があり、仏具の独鈷 (とっこ) に似ているところからの名称

金剛杵(古代インドの武器)の一種で、こんなものだそうです。

イッポンドッコ

「どっこ」と聞いて「いっぽんどっこの唄」を連想しました。
しかし、え?それなに?どんな歌だっけ???となりましたよ。
私が2歳のころ、1966年11月1日に発売された
水前寺清子さんのヒット曲ですから、明瞭な記憶があるはずありません。
しかし!!!

♪ぼろは着てても心のニシキ~~

このフレーズは、知ってました。(笑)

いまさらながら、水前寺清子さんは歌がお上手ですねえ。

ちなみに「いっぽんどっこ」とは、
「博多織の模様の名で、地に、仏具の独鈷に似た模様を
中央に一すじ織り出したもの」だそうです。

孫自慢

先日、「老害の人」(内館牧子さん著)を読み終えました。

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物語の中に、さまざまなタイプの老害が出てきます。
過去の仕事上の手柄自慢をくり返す、元社長、
趣味について語り倒す夫婦、注目を集めたい構ってちゃん
といった登場人物に辟易しながら読み進めていましたが
途中、こんな人が知人だったら、絶対絶縁するわ!
と、感じた人がいました。

まず、主人公ですが、50代後半で
まだ、子どもが結婚していないため、孫がいません。
その主人公の同年代の友人は、孫が2人いて
何かと孫自慢をかましてくる、という設定です。

かわいいのよ~

だとか、そういう話なら、ふむふむ程度ですみますが
なんと、電話で話している途中

うちの孫が、最近電話に興味持っちゃってさ
ちょっと、相手してやってよ!

と、まだ3歳ぐらいの孫を電話口に出して

ほら、何か話してこらん!

などと、そばから口出しをするも
孫本人は、何を話していいかわからず、もじもじするだけで、
相手をすることになった主人公が困惑する、という場面でした。

母時代にも

戦慄を覚えるほどの嫌悪感でした。
子ども嫌いというわけではなく
子どもを見て、かわいいと思うことはありますが
無理やり電話で相手をさせられるって、実際にやられたら

なんの罰ゲーム!?

と、思っちゃうような話で、
こんな人、本当にいるのだろうか?
作者は、誰かをモデルにしている可能性が高いから
タガが外れた孫自慢って、こういうものなのかも。

などと、考えているうちに、ふと気づきました。
人の迷惑を考えず孫自慢をしちゃう人って、
たぶん、母親時代にも「うちの子話」で
周囲をうんざりさせていたんじゃないかなあ?

実例

私がまだ30代だったころ、職場に産後復帰直前の同僚が来て、
数人で打ち合わせをしたことがありました。

私を含め、その場にいた人は全員女性で、子持ちでした。
そのせいが大きかったのでしょう、仕事の話が終わったら、
カバンの中から、さっとミニアルバムを出して

これ、ウチの子~!

と、見せてくれたことがありました。

見るのが苦痛というわけではありませんが
見ないわけにはいかないので、見ましたし
何か言わないといけないのでしょうから

かわいいね~

と、その場にいた数人で同じことを言って
それで終わるかと思ったんですが

もう一冊あるんだ~

と、別のミニアルバムを出してきて
さらにたくさんの写真を見せられたことがあります。

その同僚が帰ったあと、中のひとりが

ああいうタイプだとは思わなかったね

と、言ったこと、そして私を含め
その場にいた全員が、苦笑したことを
今もよく覚えています。

皆、社会人であり大人ですから
節度を持って接してはいたものの

やはり、うんざりしてたんだな!

と、確信したのでした。

そりゃ、そうですよね。
「かわいい」以外の感想が許されない写真鑑賞会を
職場で開催されては、誰だって迷惑だと思って当然です。

老害というけれど

その同僚だけでなく、似たような「ウチの子話」をされて
迷惑だなと思ったことは、何度もありました。

あれから幾年月、そういう人たちが孫を持てば
間違いなく怒涛の孫自慢をしているでしょうね。
どういう心理で、そのような行動をとるのかは不明ですが
自分の愛しい存在について、語らずにいられない人
というのが、この世にいることは確かです。

そう考えると、仕事の自慢だって
若いころから、かましてくる奴は大勢いました。

男性に多かったのが、残業自慢でした。
残業時間が多いのがステータスだった、変な時代がありました。
単に能力不足で、時間内にノルマを果たせないだけでは?
と、聞いてみたかったけど、ガマンしたまま今に至ります。

女性に多かったのが、スケジュール帳真っ黒自慢ですかね。
仕事も私生活も、充実しまくっていることって
スケジュールが過密になることと、何の関係もないはずなんですが
予定がみっちりで、忙しいことを自慢げに語る女性は、大勢いました。

さすが

24時間働けますか世代

ですね。(笑)

そして、構ってちゃんも大勢いました。
自分が場の中心にいないと、気が済まないタイプ
幼稚園のころから、ずーっと集団の中に必ずいました。

そう考えると、老人になったから「老害」と言われているだけで
その人がやってることは、きっと昔から一緒なんですよね。

私は、どういう「老害」をまき散らしていると認定されるんだろう?
あまり、他人と接触しませんので、ばらまく被害は小さいと思いますが
自分勝手で協調性が皆無なので、そのあたりが嫌われそうです。

それは、むかしからずーっとそうでしたから
嫌われても、ぜんぜん気になりませんが。(笑)

※私が嫌われた過去記事はこちらです。
 →だから私は嫌われた 私が嫌われる理由
  女の群れにおける謎ルール


忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。