詒(あざむ)く

  • 意味:偽りだます
  • 豆知識:「欺く」という表記が一般的です。

ここ最近でいうと、大谷さんの元通訳者、水原さんが
みとごに周囲をあざむいていましたね。
だます才能を持っている人は確かにいて
そういう人が詐欺師になれるのだ、と感じます。

静岡県知事

川勝さんの失言が批判されています。
御殿場のコシヒカリ騒動のときも同じでしたが
なにかを引き合いにだしての揶揄は、
うまくハマれば、わかりやすい方法ですが
360度への配慮が求められる立場の人ですから
むやみに使うと、リスクが高くなりますね。

今回の件だって

われわれ県職員の仕事は
日々、農産物や工業製品などを生み出したり
それを市民の方々にお届けしたり
といった、目に見える活動ではありません。

とかなんとか言えば、よかったものを
いうに事欠いて、自分たちを「知性が高い」
と断言しちゃったから、どうしょうもありませんね。

そこをしっかり指摘する記者がいないから
「発言の切り取りだ」
「いや、事実を報道している」という
水掛け論のような記者会見になっていて
あまりのレベルの低さに、うんざりしました。

でも日本は平和

自民党の不祥事も日々取りざたされていますが
それでも、日本で暮らしている限り
こんな恐ろしい経験は、せずにすむので
国ガチャは当たりだったと、改めて思った本を読みました。

図書館で借りた翻訳小説、「誕生日パーティー」です。
(ユーディト・W・タシュラー著)

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謎めく敵意。食い違う過去。彼女は何を知っている?

オーストリアの田舎に暮らす、カンボジア移民のキム。その誕生日の祝いの席に突然現れた女性は、少年の頃にポル・ポト政権下のカンボジアを共に逃れた妹のような存在であり、同時にキムが最も会いたくない人物だった……。
かつての過酷な日々に、いったい何が起こったのか?

Amazon商品説明より

クメール・ルージュ政権崩壊直後のカンボジアから
オーストリアに亡命した少年と少女、
その2人を引き取った家族の物語です。

1970年代~現代まで、さまざまな時代が
登場人物それぞれの視点から断片的に語られる構成なので
読み進めるうちに、事象が立体的に浮かび上がり
実は、こういうことだったのか、
本当は、そうだったのか、が徐々に明かされていきます。

思いがけない展開を見せる物語そのものにも
どんどんひきこまれていきますが
ポル・ポト派が行ったありえない国策により
恐怖と混乱のるつぼとなったカンボジアの様子も描かれていて
どっぷりと物語の世界にひたりました。

クメール・ルージュ

クメール・ルージュによる虐殺の犠牲者は
少なくとも、170万とされていて
これは、当時のカンボジア人口の約2割にあたります。

都市部の国民を農村に移住させ
そこで強制労働に従事させながら
知識階級の国民を大粛清していったのは
クメール・ルージュの兵下たちですが、
その多くが少年兵でした。

そういう背景を持つ登場人物の人生にふれると
日本は、とにかく平和ですから
そこへの感謝が、国民全員たりないなと思います。
(いきなり連帯責任w)

カンボジア

カンボジアは、クメール・ルージュにより共産主義国家となりますが
その前後の様子は、だいぶ前に別の小説でも読みました。

小川哲さん著「ゲームの王国(上巻)」です。

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サロト・サル――後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子、ソリヤ。貧村ロベーブレソンに生まれた、天賦の「識(ヴィンニャン)」を持つ神童のムイタック。運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで邂逅した。秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺――百万人以上の生命を奪い去ったあらゆる不条理の物語は、少女と少年を見つめながら粛々と進行する……まるでゲームのように。

Amazon商品説明より

この小説を読むと、カンボジアという国のことが
よ~~~~くわかり、とても面白く興味深いのですが
下巻に入ると、いきなりSFの世界に突入し
私は、ついていけず読了できませんでした。

上巻があまりにおもしろかったので
その世界観のまま物語を進めてほしかったんですけど
作者が書きたかったのは、ちがう世界観だったんですよね、
とても心のこりな読書経験として記憶していますが
あの世界観が好きな読者も多いのでしょう。

粛清

中国でも文化大革命が起きたとき
大規模な知識階級の弾圧がありましたが
クメール・ルージュの蛮行を知ると
まったく小さなことに思えます。

それでも、思想、言論の統制が行われる世界は
そこに身を置くことを考えただけで震えます。

文化大革命時の中国の様子がよくわかる小説では
ユン・チアン著「ワイルド・スワン」がお勧めです。

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リンクは文庫本なので上中下巻です。
私が読んだのは単行本で上下巻でした。
いずれにせよボリュームたっぷりですが
ページをめくる手がとまらず、一気読みし、
こちらは読了しています。(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。