澚(おき)

  • 意味:海岸から遠く離れた水上
  • 豆知識:「沖」を使うことが一般的です。

ものすごく複雑というわけでもないのに、書きにくい漢字です。
つくりが「奥」なら、すいすい書けたのでしょうけれど
ひっかけ問題か?と思いたくなるような形でした。

デート

再婚前、デートしていたとき、お殿様(夫)が
「サラリーマンの給料は、ガマン料こみ!」
と、言ったのを聞いて、目がハートになってしびれました。

女も歳をとると、しびれるポイントがちがいますよね。

「50年後の君を今と変わらず愛してる!」とか言われても
50年後、死んでる率が高そうだしね。(笑)

前の夫が、なんのことわりもなく
勝手に会社を辞めてきて、元同僚と起業したことが
後の離婚の原因になりました。

当時、元夫よりも私のほうが年収が高かったので
私の稼ぎがあるから大丈夫と思っていたことは
あとになって知るわけですが
あまりな仕打ちに、ひどくがっかりしました。

とはいえ、夫婦でいる以上一蓮托生ですし
愛情がありましたから、家計を支えていきましたが
元夫の会社は、まったくうまくいかず
しかも、経営知識も何もなく、見切り発車で始めたことや
その後、勉強する様子もないことなどなどに
がっかりしすぎて、すっかり疲れ果てていたところに
ダメ押しかのような、深刻な経営状態の悪化。
「また、よろしく」と、言われたとき
体力、気力の限界!と、引退時の千代の富士のような心境になり
離婚することとなりました。

そのとき、情はすっからかんに減っていて、ゼロでした。
せめて、マイナスになる前にきれいに別れたいと思って
そのとおり、別れられましたので、泥試合にならなかったのは幸いでした。

仕事を辞める選択肢

昭和39年生まれだからでしょうか?
どうしても、男は外で働き、女は家庭を守るという
昔の役割分担が当たり前だと思ってしまいます。

会社員だったころの元夫が安月給だったので、共稼ぎをしていましたが
あくまで、私の稼ぎは補助的なものと、考えていました。

収入比が逆転してしまったせいか、想像もしない結果になりましたが
元夫が会社を勝手に辞めてきたとき
辞めるという選択肢があるなら、私が先でしょ!
と、非常に腹立たしく思ったものでした。

その経験があるせいで、仕事=ガマンするのが当たり前と
きちんと割り切っているお殿様が、たいへん頼もしく感じられました。

この人なら、楽な働き方がしたいから、と
勝手に会社を辞めるなんてことは、まずないだろうと確信しました。

辞める選択肢なしで働くのが、とてもたいへんなことは
自分が身を持って知っています。
でも、それをやってのけるのが、男ってもんでしょ?

と、私は思ってしまうんですよね。

役割分担

その後、お殿様と再婚し、今にいたりますが
今なお、私は男が働いて女は家のことをする、
というのがしっくりきます。

だから、家事分担は私10:お殿様ゼロで
そこに異論は何もありません。

家事分担なんぞ、したいと思ったことはありません。
再婚当初は、共働きでしたが
家庭経済に対して、全責任を持ってくれるのですから
家事は、わたくしが任されましょう!と
そのころから、家事は100%私が担当しています。

家事は、ただめんどくさいだけで
仕事のような苦役ではありませんし
怠けたって、違約金を払わされるわけでもないし
失敗したって、賠償責任が発生するわけでもないし、
ずっとずっと楽です。

家事を分担するから、仕事(稼ぐこと)も分担しよう
などと言われたら、裸足で逃げ出しちゃう。

期待通り、定年まで勤め上げ、
その後の再雇用にも粛々と応じてくれているお殿様には、
いつも感謝しているんですけど
やっぱり家事、とりわけ料理ってめんどくさいので
たいした食事を用意してあげてません。
ちくわを切るだけでも「めんどくさーい」
なんて言ってますからね。(笑)

人間って、どうしても怠けちゃう生き物なんですよね。
(私だけじゃありませんよね?(笑)

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。