吩(ふん)

  • 意味:言いつけ・命じる
  • 豆知識:指図するという意味の「吩咐(ふんぷ)」という熟語があります。

漢字の練習をしていると、使われていない漢字や言葉が
たくさんあることに驚きます。
私の知らないところで使われているのかもしれませんが。

テレビからの連想

テレビで応援部の活動がとりあげられているのを見て
思い出したことがありました。

息子が小学生のときの運動会でも
応援合戦というのがありました。

どこの学校にもある出し物なのでしょうけれど
平成以降の傾向として、応援団長が男子と決まっているわけではなく
年によっては女子が団長になることもあるようです。

息子の学校では、むしろ女子が団長になるのがほとんどで
男子の団長だと、「あら、今年は男子?」と思ったものでした。

女子でも男子でも、どっちでもいいんですけど
女子にしか見られない特徴がありました。

それは、最後の応援前の演説で
なぜか必ず、どの年の女子団長も
感極まって泣き始めることです。

「みんな!いっしょに頑張ってくれてありがとう!!」とか
「ここまで、みんなと応援できてうれしかった!」とか、
演説内容はいろいろでしたが
みんな、泣いちゃうんですよね。

それだけ熱くなって応援していたんでしょうね。
とは、思いますが
「ああいう子とは、仲良くなれそうにないな」
と、児童の母世代であるにもかかわらず
かかわりたくないなと、思ったものでした。

熱くなって感極まる人って苦手なんですよね。
自分に酔うタイプとでもいうのでしょうかね。

今は楽

いっさい、友達づきあいというものをしていませんので
他人とかかわることが皆無な日常を過ごしています。

仕事をしていたり、子育て中だったりすれば
そういうわけにもいかず
他人との交流は避けられませんから
苦手なタイプに出会ってしまい
さらに、その人とつきあっていかねばならないこともあり
たいへんだったなあと、振り返ってみて感じます。

息子が幼稚園に通っていたころの
いわゆるママ友たちとのつきあいが
なんといっても、いちばんめんどくさくて
卒園の日を待ち焦がれていました。

ママ友

息子が通っていたのは幼稚園で
少人数制の手厚い保育がウリだった園のせいか
ママたちは、私を除き全員が専業主婦でした。
(私はフリーランスで、時間の都合がつけやすく
さらに、在宅作業が多く可能だったので
仕事を続けていました)

ほかのママたちは、子育てが始まってからは
母子密着しつつ家庭の中にだけいた人が多かったようで
幼稚園の保護者会の活動というのが
久しぶりの社会活動だったせいか
たいへん盛り上がる方がいらっしゃいました。

一部だけどね

保護者会の活動=子どものための行事のお手伝いですから
言われたことだけしてれば、それでいいと
めんどくさがり屋な私は思うのですが、
「せっかくだから」
「みんなで盛り上げなくちゃ」
「いっしょに楽しもうよ!」
というノリの方々がいると、ただの手伝いのはずが
ママたちのイベントみたいになっていって
非常にめんどくさくなることが、多々ありました。

みんなで仮装をしようとか
小道具を手作りで用意しようとか
そこまでしろと園側から指示が出ていないことを
はりきって計画するのは、まだいいんですけど
それを全員に強制されると、たいへん迷惑でした。

何かに似ている

あー、うんざりだよっ!
と、思いつつ、のらりくらりと
全員参加攻撃をかわしつつ思ったのが

これって、あれに似てるわ!
ということでした。

あれ=中・高校時代の文化祭とか体育祭です。

イベントにどこまで熱くなるかは、人それぞれですが
私は極端に冷めきっていますので
中、高校時代のイベントって、
場合によっては欠席することもあったぐらい
かかわることそのものが面倒でした。

そういう冷めてる人を許してくれない女子って
たいていクラスに数名いて
「みんなで思い出作ろうよっ!」
と、明るく誘ってくれるんですよね。

こっちからしたら、ただの大迷惑なんですが
好意で言ってくれてるのでしょうから
あまり無下に断るのもなんだなと、
思春期のころは思ってました。
(それでも断るんですけどね)

おばさんになったら

しかし、立派なおばさんになってからは
ママ友が、「いっしょに楽しもうよ!」
と、誘ってくれたときは
それが好意からであっても
「私はやりたくない」と、逃げまくってました。

もちろん、園に求められている範囲のことは
淡々とやってましたよ。

それ以上の、いらんことはやりたい人だけでやればいいのに。
どうして、やりたい人だけでやらないのかなー。
冷めてる人が仲間に入ったら、しらけるだけなのに。

と、謎に思ったものですが
みんなで一緒にワイワイ楽しみたい人にとっては
参加しない人がいる状態って、落ち着かないみたいですね、

しつこく、しつこく誘われ続け
何度でも何度でも断り続けた暗黒時代でした。
不思議な世界だったなあ。

忘れん坊将軍

昭和39年生まれの59歳、専業主婦です。 新幹線、首都高速、武道館などなど同い年のものがたくさんあります。 還暦目前のせいか、あれもこれも忘れてしまう困ったちゃんです。